プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は13日、オーナー会議を開催した。 来年21年のシーズン日程は143試合、球宴、クライマックス・シリーズ、日本シリーズの開催を前提に、3月26日を開幕候補日に設定。東京五輪期間中は今季の当初日程と同じく公式戦を行わないことを決めた。

会議後、斉藤惇コミッショナーと議長を務めたDeNAの南場智子オーナーがオンライン会見に出席。開幕候補日について南場オーナーは、新型コロナの感染状況も鑑み「もちろん、確定日ではない。五輪、コロナなど、流動的な状況なので。何も決めずにいると、各球団、営業面や施設の準備日にも影響する。動きだすための仮決めの位置づけです。その後の状況を見て、変更も十分にあると確認しています」と説明。また東京五輪による中断期間の日数については「今年(予定)と何ら変化はないと認識している」とした。

今季のペナントレースは有観客に移行し、8月1日からは政府の指針に沿い、観客の上限を球場最大収容人数の半数に引き上げることを目指している。東京都では新型コロナウイルスの新たな感染者が増加するなど、予断を許さない状況が続く。今後の対応について南場オーナーは、「既定路線を変更する議論は行われていない」とした上で、「やはり今後の動向に注視していこうということは確認しました」と話した。

また、プロ志望届を提出する高校3年生を対象とした合同練習会の正式名称は「プロ志望高校生合同練習会」に決定した。

○…議長を務めた南場オーナーはこの日の席上で「田沢ルール」は議案に挙がらなかったとした。一方で「今後の議論になっていくかと個人的には思っている」と含みを持たせた。