大分商・川瀬堅斗投手(3年)が、オリックス育成1位指名を受けた。学校で指名を長く待った末の吉報だった。

ソフトバンク川瀬晃内野手(23)の弟で、最速148キロ右腕。センバツでの甲子園出場はかなわなかったが、交流試合では花咲徳栄相手に8回3失点で存在感を見せた。会見で、川瀬は「うれしいなという言葉はありましたが、気持ちは悔しいなと思いました」と育成でちょっぴり複雑な心境を口にはしたが「兄と同じリーグで、すばらしい投手もそろっているので、頑張りたいです」と口元を引き締めた。広島に19年ドラフト1位で入団した大分商OB森下を目標に、プロの世界に飛び込む。