ソフトバンクがまたしても「天敵」にやられた。西武高橋の前に1回先頭三森の左前打だけで、8回まで無得点。19年から9連敗の屈辱だ。

試合前、工藤公康監督(58)は「低めのフォークに手出しをしない」と、高橋攻略のカギを語っていた。「(フォークを)見逃せば、カウントを取るのに苦労する。そうなった時にゾーンが上がって、ベルト近辺の球を打たれたり変化球が高めに浮いたりしている」と分析していたが、高めに浮いた変化球にも対応できなかった。「うまく外されているのかもしれませんね。変化球に詰まるということは真っすぐはより遅れるので、ピッチャーの心理的には楽」。150キロ前後の直球にも、歯が立たなかった。

四死球も絡み、5回までに4度先頭打者が出塁したが、後続が続かない。前日6月30日の同戦で15安打9得点を奪った打線が一夜で沈んだ。指揮官は「うまくいく時もあればうまくいかない時もある」と、切り替えるしかなかった。

9回は、1死一塁から中村晃が左前打。一塁走者の佐藤直はスライディングで三塁を狙ったが、勢いあまってベースから体が離れて走塁死になった。反撃の機運はしぼみ、平良に日本新記録の39試合連続無失点を許した。「耐えるところは耐える。このまま終わるわけはない」。勝率5割に逆戻りとなり、工藤監督は表情を締めた。【只松憲】

【関連記事】ソフトバンクホークスニュース一覧