侍ジャパンと金メダルを争う米国代表が「オースティン・パワー」化する。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)は2日、米国代表の東京オリンピック(五輪)代表メンバー発表を掲載。6月上旬の米大陸予選を突破したメンバーにNPBで活躍する面々が再編された。

日本にとって脅威なのはセ・リーグ首位打者に立つDeNAのタイラー・オースティン外野手(29)が選出されたことだ。2年目の今季は新型コロナウイルスの影響で来日が遅れたが打率3割4分8厘、17本塁打、44打点をマーク。五輪のメイン会場である横浜スタジアムを“庭”としている。侍ジャパン稲葉監督が同僚の今永を視察した6月30日の中日戦(神宮)では4安打2打点の打棒に「いやあ!いい打者ですよ~」と声のトーンを上げ「米国代表になればもちろん脅威。一塁空いてたら、あんな絶好調だったら四球でもいいよねと想定をしていた」と警戒していた。

オースティンに加え、ソフトバンクのNPB4年目のニック・マルティネス投手(30)と同3年目のヤクルトのスコット・マクガフ投手(31)が選出。マルティネスは先発ローテに定着し、5勝2敗、防御率2・21。マクガフもシーズン途中から守護神に昇格し、2勝1敗14セーブ、防御率1・82を誇る。

NPB軍団に加え、メジャー通算107勝のエドウィン・ジャクソン投手(37)と同108勝で今季5年ぶりにメジャー登板を果たしたスコット・カズミア-投手(37)、16年にシーズン40発を放ったメジャー通算218本塁打のトッド・フレイジャー内野手(35)ら実績のあるベテランも名を連ねた。日本とは別組のB組で米国は1次リーグを戦うが、同リーグ敗退はなく、決勝トーナメントで雌雄を決する可能性は十分にある。