先発の阪神ドラフト5位村上頌樹投手(23)が、2回2安打無失点2奪三振にまとめた。小野寺暖外野手(23)が3安打、遠藤成内野手(19)が4安打でプロの意地を見せた。

平田勝男2軍監督の一問一答は以下の通り

-村上は2回2安打無失点だったが

「うーん。真っすぐの昨日の…純矢(西)じゃないけど、力を(つけないと)。まあそれはええねん。そういうところをストレート中心にどんなぐらい通用するかなっていうところを、普段の公式戦と違う配球でいってたけど。まだまだ、もう1つストレートの質を上げて、これは徐々にでいい。上げていきたいという気持ちが入ってた2イニングだよな」

-村上は前半戦1軍を経験。後半は勝利を

「いやいや、後半戦は初勝利とかそういう(ことじゃない)。1軍で投げて、1軍のバッターの西武打線やったしね。そこを経験して、1軍でコンスタントに投げるためにはストレートの質をもうちょっと…。コントロールとか、そういうのはできるんで。そういうところをもうちょっと、課題を克服しようとしてるところだから」

-エキシビションマッチで投げる予定は

「別にないね。だって、1軍のピッチャーも投げていかないとダメでしょ。金曜日(23日)が二保、土曜日が及川(24日)、日曜日(25日)が秋山が投げに来るよ。まぁ、3イニング程度か、何イニングかはわからんけど」

-しばらくは1軍の選手が投げに来るのか

「いや、どうだろう。次からはエキシビションになるんで、もう普通に上のローテーションみたいな。とりあえず、金土日は二保や及川や秋山といったところが来るというところで、野手も2人ぐらい手伝いというかね、試合に来たり、その3日間はね」

-遠藤が4安打

「昨日はもうひとつやったけど、今日は1打席目から積極的にというかさ、そういう姿勢が(見えた)。とりあえず真っすぐ待ってて、変化球も対応するというところの課題が見えた。今日は内容のある。昨日も今日もアグレッシブに盗塁もね、チャレンジしたり。こういう育成試合じゃないと、なかなかというところで、勇気を持ってこの2試合やってくれてるね」

-引っ張れるようになってきた

「あれは、変化球。たまたまストレート待ってて、左ピッチャーのスライダーはチャンスボールだっていう話をよくするんだけど。それを一、二塁間にコンっと打ったり、そういうところをしっかり今日は。最後のレフト前も見事だし、追い込まれてセンター前とかさ、内容のあるバッティングだよね。まあ、守備のミスはええねん。育成試合はそういうミスが出ていいんだから、それを公式戦でやらないように、高寺にしても。こういうのが、貴重な勝ち負けじゃなく、彼らはゲームでうまくなっていくから」

-小野寺も3安打。

「あー、だましの3本やな。佐々木恭介さんがいつも気にしてくれてて。佐々木さんとかが、我々にアドバイスしてくれたり。練習前にコーチの日高や、平野や、右バッターの井上やさ。気になるんだよ、タイガースを。俺らは恭さんに鍛えられたコーチの1人だから、非常に恭さんの熱血指導っていうのはさ、そういうところを勉強。日高や平野にもアドバイスしてくれてたし」

-岩田将は2イニング

「これはまだリハビリ段階ですけど、もうちょっとストレートをね。132ぐらいがマックスなんで、もうちょっと体がしっかりして、トレーニングもっともっとやらなきゃ。このままっていうわけにはいかん。まぁ、この1年間はこういうところで、もうちょっと体がしっかりしてくれば、ってところやと思いますよ」

-五輪ではソフトボールが

「素晴らしかったね、あのホームラン、コンパクトなスイング。コーチ陣みんな見て、あのぐらいコンパクトに打たせてくれよって話。上野とかさ、すごいやん。やっぱり感動するし。二刀流! 藤田倭。すごいぞ、彼女たち。恵まれてるよ、我々ね。こうやってできるんだから。宇津木さんのノックなんてすごいぞ! スピードまで全部当てちゃう。振ってあれしたら『ホームランです』って。勉強させられるよね」