決勝は谷端ジュニアスポーツ少年団(東京・北区)が、夏見台アタックス(千葉・船橋市)を7-0で下して初優勝した。宮本慎也賞には谷端ジュニアのクーガン瑠空(ルーク、6年)と夏見台の土谷紘睦(ひろむ、6年)が輝いた。

谷端ジュニアが3月27日から8カ月に及んだトーナメントを制し、参加128チームの頂点に立った。1回表、1死二、三塁から内野ゴロ送球の間にクーガンがホームイン、1点を先制した。すると、5回にはクーガンの内野ゴロで1点を追加し、竹花慎之佑(6年)の左前打を相手が後逸する間に、さらに2点を奪った。クーガンは7回も内野ゴロで得点にからみ、2番手投手として相手の反撃も封じた。

宮本賞を同氏本人からもらったクーガンは「ほんとにうれしい」と笑顔を見せた。そして、投打で活躍できたことに「持ってるな、と自分でも思った」という。自身で最も印象に残るのは、連打された後にけん制でピンチをしのいだ4回裏の場面。「落ちついて、けん制でアウトにできて、自分のペースになれた」と振り返った。アイルランド人の父ポーリックさん(40)と日本人の母・舞さん(44)の子として、日本で生まれた。野球は小学1年生から続けており、将来は「どのポジションでもいいので甲子園に出たい」と目標を掲げていた。

 

【決勝】

谷端ジュニアスポーツ少年団

1000303=7

0000000=0

夏見台アタックス