巨人増田大輝内野手(28)が9日、都内の球団事務所で契約を更改した。100万円減の年俸2100万円でサイン。

昨季は代走のスペシャリストとして23盗塁を記録し、リーグ連覇に貢献したものの、今季は8盗塁に終わった。「メンタルの方で考えすぎた部分もありました。『次はこれが来るかもしれない』という勘に全然頼ることが出来なかった。警戒される中で走る難しさを知った1年だと思います」と悔しがった。

15年に育成1位で四国IL・徳島から入団したスピードスター。6年目の今季は4月11日の広島戦(マツダスタジアム)で初アーチを放った。それでも「本塁打はどうでもいいんですけど、出塁率を上げたい。打率が低くても出塁率は高くできる。追い込まれてから粘りで四球取るとか、コンタクト率。変化球で転がせば何かあるかもしれない」と最大の武器である足を生かしたスタイルを追求する。

球団からは「思い切っていってもらいたい。アウトになったからといって誰も責めたりしないぞ」と言葉をもらった。「その通りに積極的に行きたい」。消極的なメンタルを一新し、攻めの姿勢と快足でチームに貢献する。(金額は推定)