阪神矢野燿大監督(53)が大山悠輔内野手(27)に、二人三脚での完全復活を期待した。阪神は20日、大山の結婚を正式に発表。矢野監督は「いいタイミングじゃないの。年齢的にもね」と笑顔で祝福した。

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大山は自身の誕生日だった19日、三重県出身の梨子(りこ)夫人(24)との3年間の交際を実らせて婚姻届を提出。2年前から兵庫県内で同居しており、自己最多28本塁打を放った昨年も、背中の張りに苦しめられた今季もそばで支えてくれる存在だった。矢野監督は「悠輔もいい年が昨年あって、今年悔しいシーズンがあって。そこで結婚してっていうのは、いいタイミングなのかな」と生涯の伴侶を得たことを喜んだ。

矢野監督も結婚がプラスになったという。中日時代の95年12月に結婚。翌年56試合に出場し、規定打席不足ながら打率3割4分6厘をマーク。7本塁打、19打点も自己最多と飛躍のきっかけをつかむ年になった。大卒5年目を終えたオフ、27歳の婚期も大山と同じだ。「結婚って何かこう、また変われる。気持ちの部分で。プラスの意味でね」。守るものができた責任感が、好成績の原動力になる。大山は昨季から7本減らして21本塁打にとどまるなど、不本意な成績に終わっただけに、結婚効果への期待は大きい。

大山は球団を通じ「家族や、支えてくれるすべての方をもっと喜ばせることができるように、これからも1日1日を大切に頑張っていきます」と決意表明した。夫唱婦随で主砲の役割を果たし、17年ぶりのリーグV奪回を導く意気込みだ。【石橋隆雄】

 

〈結婚直後のシーズンで活躍した主な阪神選手〉

◆八木裕 90年秋、結婚を発表。28本塁打の90年に続き、翌年91年は初の全130試合出場。本塁打も22本と、安定感も増した。

◆矢野燿大 中日時代の95年暮れに結婚。特に打撃面で成長を見せ、7本塁打と規定打席不足ながら打率3割4分6厘をマーク。7本塁打、19打点は当時のキャリアハイ。

◆桧山進次郎 00年オフに挙式。選手会長にも就任した。01年には初の3割に到達し、当時球団新の28試合連続安打も記録した。

◆新庄剛志 00年オフに、タレントの大河内志保と結婚。メジャー挑戦を決断しメッツ入りした。123試合に出場し10本塁打をマーク。センターでの出場では守備率10割を誇った。

◆鳥谷敬 05年12月に婚姻届を提出。翌年06年には2年連続で全試合に出場し、初のフルイニング出場も達成。打っても初の2桁本塁打となる15本を放った。