西武は16日、宮崎・南郷の春季キャンプで今季初の紅白戦(5イニング制)を実施し、レギュラー取りを狙う若手2人が豪快な1発でアピールした。

白組の「5番サード」に入ったブランドン内野手(23)は0-1の4回裏2死から左翼に本塁打を放った。佐々木のややインコース寄りの速球を振り抜き、防球ネットまでかっ飛ばした。

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また外野のレギュラーをうかがう高木渉外野手(22)も持ち味を発揮。白組の「7番ライト」で出場し、0-2の5回裏先頭でソロを放った。強く引っ張り振り抜いた打球は、逆風を切り裂いて右翼席の芝に届いた。

辻監督は「ブランドンは見事はホームランだよ。(投球も)いいコースだった。(高木)渉も風は左打者には不利だったけれど、長打力もあるしね。力みのない良いバッティングでした」と目を細めた。また「どんどん若い選手がこうやってアピールしてね。サバイバル戦なわけだし、その中で2人が打って、アピールができたと思います」と続けた。