西武ブランドン内野手(23)が、特大の推定130メートル弾でアピールした。春季キャンプ初の紅白戦で白組の5番三塁で先発。4回2死、佐々木の内寄りのストレートを振り抜くと、「よし」と確信。打球は風にも乗ってグングン伸びた。左翼スタンドの芝を越えて、防球ネットの中段近くにぶち当たった。

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「積極的に振りに行こうと決めていた。それが結果として出たのでよかった」と速球を狙い打ち、完璧に仕留めた。三塁は現役最多442本塁打の中村が君臨し、昨季イースタン・リーグで2冠を獲得した体重112キロの渡部もいる。パワー自慢の強打者がライバルとなるが、それにも負けない飛距離を見せつけた。昨季は32試合で打率2割4分7厘、3本塁打。プロ2年目は「より結果を求めていきたい」と心に刻む。

キャンプの休養日はスパイダーマンの映画を1作目から見直してホテルの部屋ライフを満喫した。「昨日で3まで全部見た」という。ヒーロー作品を見ると、モチベーションもアップする。「自分もああいうヒーローになりたいと思う時もあります」と笑う。米国人の父を持ち、まるでハリウッドスターのようなイケメン。チームがピンチに陥った時。救えるようなヒーローになれるよう鍛錬を積み重ねていく。【上田悠太】