侍ジャパン栗山英樹監督(60)が、中学生の硬式野球リトルシニアの試合中継にゲスト出演することが決まった。

第28回日本リトルシニア全国選抜野球大会の準決勝(30日)決勝(31日)で、両日とも午前10時よりCSテレ朝チャンネル2で中継される。

栗山監督はアドバイス解説も行う予定で「かつて高校生が取り組んでいた練習や技術を、今は中学生で取り組んでいるなど、この世代の野球技術の取得レベルや練習への取り組みは大きく進化していると感じています。格段にレベルアップした中学野球を見ることで、今後の野球界のあり方や指導方法などを肌で感じたいと思いました。ここから高校野球、さらにその先の舞台で活躍する可能性を秘めた選手が集う中学野球の試合を実際に見ることをとても楽しみにしています」と話した。

来春のWBCへ向け、プロアマ問わず広く視察していく考えがある。将来有望な中学生たちにも目を光らせる。

なお、大会は2回戦から同チャンネルで中継。栗山監督以外にも、荒木大輔氏、前田智徳氏らがゲスト出演する。

 

▽荒木大輔氏(3回戦2試合に出演)「リトルリーグ(調布リトルリーグで世界大会優勝)からリトルシニア(調布リトルシニアで全国大会優勝)に進んだとき、ベース間の距離などが大人と同じになり、野球の新たな面白さを感じたことを覚えています。技術と体力が一番向上し、高校野球へのステップアップにもなる時期だと思うので、今大会に出場する中学生の皆さんにも頑張ってもらいたいと思います」

 

▽前田智徳氏(準々決勝2試合に出演)「学童で野球の楽しさに触れ、高校野球で甲子園という大きな目標を目指していく中で、その中間にあたる中学野球は野球を通して人間力を高めていく上で非常に大切な時期だと考えています。リトルシニア全国大会の解説を通して、技術面や戦術面といった野球の本質的な部分だけでなく、仲間や相手チームと切磋琢磨(せっさたくま)することで学ぶことのできる大切な部分などをお伝えできればと思っています」