巨人は22日、中田翔内野手(33)と堀田賢慎投手(20)を、再調整のため、出場選手登録を抹消した。代わりに湯浅大内野手(22)と横川凱投手(21)が1軍に昇格した。

中田はオープン戦は打率3割2分5厘、3本塁打と好調だったが、シーズンでは23試合で打率1割8分8厘、2本塁打と低迷。前日21日の広島戦(東京ドーム)ではスタメンを外れ、6回に代打で空振り三振に倒れていた。

この日の中日戦(バンテリンドーム)への移動前、原辰徳監督(63)は広島戦後に中田と話をしたと明かした。「首の状態があんまりよくないらしいよ。弱音ははかなかったけどね。やっぱり万全な体調でね。せっかくいい、キャンプからオープン戦とやってたからね。もう1回しきり直そうと。明らかに状態が良いっていうスイングではないよね」と説明した。

今季にプロ初勝利を挙げた堀田は、前日21日の広島戦で1軍に再昇格。中13日で先発したが、4回4失点で降板していた。トミー・ジョン手術明けということもあり、原監督は「ちょっと心配ではあるね。本格的に始動して1年目という目でみるのか、ジャイアンツのローテーションの一角を担う投手として見るのか。2つの目線を持っておかないといけない。若いから許されるということでもし本人が思うなら、それは時期的に尚早だよと。やっぱり、選ばれた5人、6人の中に入って戦うからには、というのは必要なところだよね。コンディションがやっぱり、2月、3月の方が良いというのがおかしい。上がってこなきゃいけない。スピードも140…あって146、147でしょ? 150出ないもんね。そこは冷静に我々が見とくのは必要なことですよ」と、期待を込めての抹消という意図を説明した。

ローテーション通りなら中6日で堀田の先発が予想された28日のDeNA戦(横浜)の先発候補には、山崎伊織投手(23)が挙がる。