ロッテが今季4度目の延長戦での敗北を喫した。10回の勝ち越し点を、守護神益田が守りきれなかった。10回は遊撃小川の失策もあったものの、井口監督は「先頭打者を出しちゃったのが一番ですね」と話す。福田に無死から二塁打を浴び流れは相手に。同点止まりでしのいだが、11回にも四球や失策で力尽きた。

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9イニング制だった昨季は19試合の引き分けがあった。延長戦が復活した今季は、突入すると1勝4敗。リリーフ陣に近年の盤石さがなく、打線もまだ勢いづいていない。試合終盤の重圧が増す中で「最後、しっかり守り勝てていないところだと思います」と井口監督も悩むところだ。

カード勝ち越しを防御率1・16の佐々木朗に託す。「点を取らないと勝てないので。まずはしっかり野手に取ってもらいたいと思います」。パーフェクトよりも、勝利への“2点以上”をロッテは強く欲する。

▽ロッテ小川(プロ10打席目で初安打)「ただでアウトにならないって気持ちでした。転がしたりバットに当てることができれば何かあると思うので」