肩甲骨の骨挫傷で離脱していた巨人吉川尚輝内野手(27)が復帰戦でマルチ安打を決め、劇的なサヨナラ勝ちを演出した。

「3番二塁」で10試合ぶりに1軍で出場。4回1死、広島遠藤の高めスライダーを捉えた。チーム初安打となる中前打。一塁ベース上で笑顔を見せ、13日ぶりのヒットをかみしめた。

2点を追う9回無死一塁からは遠藤の内角スライダーを捉え、一、二塁間を破る右前打でチャンスを拡大。その後の中島の逆転サヨナラ打につなげた。

4日広島戦(マツダスタジアム)で死球を受け、6日に出場選手登録を抹消されてからは、ジャイアンツ球場で調整を重ねた。実戦は15日のイースタン・リーグ西武戦で復帰したばかりだが、同戦で4安打と復調ぶりを示していた。

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