日本ハムが今季5度目の延長戦を制して、交流戦単独最下位を免れた。延長11回2死二塁から、谷内亮太内野手(31)が勝ち越しの適時二塁打を放ち、今季3度目のサヨナラ勝ち。

試合後、新庄剛志監督(50)の主な一問一答は以下の通り。

 

-谷内がサヨナラ打

谷内君が一瞬のチャンスを…。日々努力して、常にいつでも行けるっていう姿勢が見えている。こういうチャンスをものに出来たっていうことは、これをきっかけに、レギュラーも取りに行って欲しいと思いますね。

-途中出場だったが期待もあった

そうそうそう。谷内君のバッティングを見ていたら、何かやってくれそうだな~って。練習からいつも見ているので。やってくれましたね。

-谷内のキャリアの中でサヨナラ打は人生初

へ~。それはもう、明日も行ってもらいますよ。スタメンで。2試合連続で、同じバッターがサヨナラを打つこともあると思うから。運を持っている選手は明日もスタメンで行ってもらって、流れをチームに持って来てもらいたい。

-先発の上沢は粘り強く投げた

お互いが、120~130球近くでしょ? フラフラでしょうね。でもね、上沢君の方が疲れは出ないと思いますよ。相手ピッチャーよりね。もう12回くらいまで行けるんじゃないの? よく投げてくれました。

-連打が、なかなか出なかった

まあ(中日の大野雄は)いいピッチャーですからね。本当に最後の方でも、140キロ台後半くらい投げていて。バランスがいいんでしょうね~。タイミングとバランスがすごくいいから、スタミナをそんなに使わなくても、あそこまで投げられる。素晴らしい投手。ああいうのを見て、参考にしていけるチームにしたい。

-試合前にも中日立浪監督と話をしたいと言っていたが

立浪さんのドラゴンズ、今のところそんなに調子は良くないけど「これから必ず巻き返す」と言っていた。これから行ってくれると思います。楽しいですね、ドラゴンズ戦。同じ監督1年目。勝負しがいがある。(中日の)左バッターが、みんな立浪さんに見えるんだけど(笑い)いいバッターに成長すると思いますよ。キャンプ中に立浪さんが清宮君にアドバイスをしてくれたので、今日「監督なのにアドバイスしてくれてありがとうございました」と。

-清宮がプロ初のセーフティーバント

僕がサインを出しました。セーフティーできるのかなと。ホームラン打ったくらい喜んでいました。ホームラン以上かもしれない。うまいこと、しっかり決めてくれて。しっかり送って打率を稼ぐというのも狙ってくれたら、もっといいチームになる。

-勝利後の円陣は

終わった後、いいプレーをした選手は笑顔でハイタッチをしに来るんだけど、結果が出なかったり、エラーした選手のシュンとした顔のハイタッチって、嫌だな~と思っていたんですよ。それだったら、勝ってみんなで一気に終わる方が。甲子園からやろうって決めていたんだけど(3連敗だったので)全然やれずに(笑い)。選手が声を出して、一本締めで、やっていきたい。

-ハイタッチには以前から違和感があったのか

選手時代から一気に終わったらいいなと思っていて。みんなで「きつねダンス」でもしようかな? それで(ベンチに)帰っていって(笑い)楽しくね! 勝ったんだから。勝ったら、みんなで楽しくやれたらいいなって。本当は裏方さんとか、全員で輪を組みたい。選手、コーチだけじゃなくて。ファイターズは全員で勝ち取っているから。来年はこの輪が100回続くと思うと、うれしくて仕方ないです(笑い)

-“おもしろメガネ”は

立浪さんのときか、原さんのときか、どっちにしようかなと思っていて。で、立浪さん。「めっちゃ、かわいいな」と言われました(笑い)昔、ドンキホーテで買ってきた。家で、ウロチョロしていたら、あったから。これ、やっていたら、勝つんじゃね!?って。

-上川畑が粘りのある打撃

ああいうバッティングが出来るから、得点圏に走者がいたら、何か期待しますよね。まあ、これがずっと続くわけじゃないから。調子悪くなってきたときに、どういう風にオレが選手を入れ替えながら、やっていくのかが1つのポイント。

○…日本ハム新庄監督が、投打に大活躍しエンゼルスの連敗ストップに貢献した大谷について「さすがっすね、大谷君」と感嘆した。中日戦の試合前、報道陣の取材に応じている最中に「勝った?」と自らエンゼルスの話を切り出した。「14連敗の中『オレが止める。打って投げて』と相当な思いで(いたと思う)。なんか、すごい」と絶賛していた。

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