ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す阪神藤浪晋太郎投手(28)が、ファンに現在の状況を報告した。

ファン感謝デー内の企画「虎トーーク!」で「全く交渉も始まってない。(ポスティング)申請もしていない。どうなるか分からない」と明かした。MCを務めたお笑いタレントの陣内智則(48)からメジャーで活躍して阪神へ復帰はあるか、と問われると「もちろんです」と即答。甲子園は大きな拍手に包まれた。

大リーグ移籍が実現すれば、この日が藤浪のラスト甲子園、ラストタテジマになる。「楽しかったですし、盛り上がってもらえた。最後になるのかなと思いながら、場内1周してました」。3年ぶりの甲子園でのファン感謝デーは特別感慨深げ。陣内とのやりとりについては「帰ってくることがあって、そのタイミングでタイガースからオファーがあれば、一番最優先というか、タイガースに貢献したい」。あらためて球団への感謝を口にした。

ポスティングシステムの交渉期間は、昨年までの30日間から45日間に延長されている。大リーグ機構に申請し、米30球団に通知された翌日から原則45日間、交渉が可能になる。「期限が申請してから45日間しかないので、(申請を)出すタイミングを考えないといけない。そのあたりを話しながら、まだ出してないというところ」と説明。代理人を務めるボラス氏と連携し、最善のタイミングを探っていく。【中野椋】

【写真特集】阪神ファン感 藤浪晋太郎ら選手がタッチでファン出迎え 岡田監督は「アレ」連発