日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が甲子園100周年の節目に祝砲を放った。1回の第1打席。早実で高校通算111本塁打を放ったスラッガーの本能がくすぐられた。「ブラスバンドのいい応援が聞こえていた。高校時代を思い出した」。コラボ応援をしていた駒大苫小牧の吹奏楽局の演奏に気持ちも乗って先制4号ソロ。今季初の本拠地でのアーチに「やっと出た」。今季チーム最多の1試合4本塁打の口火を切った。

野球人生の起点となったのが聖地だ。早実初等部1年だった06年。球団OBの斎藤佑樹氏がエースの早実と、楽天田中将大がエースの駒大苫小牧による伝説の決勝再試合をアルプス席で観戦したのが、野球を始めるきっかけ。特別な場所の100周年を彩る1発だが、「そんなことより、その時に早実がちゃんと(夏の甲子園に)出ているのが良かった」と言って笑った。

その母校が早実が甲子園出場を決めた日の試合も含め、9試合連続安打中の期間は打率5割8分6厘、3本塁打、8打点。いつも清宮に厳しい新庄監督も「信用しないし、一生…へへへへ」と言いながらも「いいよねぇ。タイミングの取り方もいいし、ポイントもいいし、崩れないし」と珍しくほめた。

チームは今季6度目のサヨナラ勝利で1分けを挟んで3連勝。2日からは首位ソフトバンクと3連戦だ。清宮は「準備することは変わらない。しっかりやることをやって臨めたら」。勢い十分で福岡へ乗り込む。【木下大輔】

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