クオリティースタート(=6回以上、自責点3以下)となる6回2安打無失点。QS。ヤクルト奥川恭伸投手(23)が、求めていた2文字を手にした。
今季5度目の登板で初めての6回。「1イニング伸びたのはうれしいですし、やっぱり8回、9回いけるようなピッチャーになっていかないといけないと思う」と笑顔だった。
究極の理想がある。「クオリティースタート率100%です。あとはシーズン通して無四球。みんな目指しているし、無理かもしれないけど、出さないといけない。これ達成出来たら褒めて下さい(笑い)」。復活してからここまでの2勝は、ともに5回止まり。3勝目には大きな価値があった。前回まで3試合連続で3四死球以上と本来の制球力が乱れる場面もあったが、この日は四死球ゼロ。「今日が一番まとまってたんじゃないかなと思います」とうなずいた。
好相性の地も、目標に近づけた。東京ドームの巨人戦は3戦3勝とした。21年7月13日(6回3失点)、同年9月17日(7回1失点)に続く快投。「もう初めてみたいなものなんで、どこに行っても毎回新鮮な気持ちで」と笑ったが、抜群のコントロールで巨人打線を散発2安打。二塁すら踏ませず連敗を3でストップ。高津監督は「今までの中では一番良かったかな」と今後は登録抹消させない方針。奥川は「今年は絶対に投げきる、それが大事」とかみしめた。100%は無理でも、次回以降、毎回QSを狙っていく。【栗田尚樹】



