オリックス吉田輝星投手(23)が甲子園で戦う弟を応援するべく、0封の自己ノルマを課した。6日からの西武3連戦(京セラドーム大阪)もブルペン待機を予定。弟の大輝(2年)がエースを務める母校の金足農(秋田)は9日、西日本短大付(福岡)との初戦を迎える。自身の無失点を手土産に甲子園から生声援を送ろうという計画だ。「(登板で)失点が続いているんで、次のカードを死ぬ気で抑えて。抑えたら(応援に)行きたいと思います」。9日は幸いにも千葉への移動日。目の色を変えた。

吉田は金足農のエースだった18年夏の甲子園で準優勝。「カナノウ旋風」の立役者だが、「甲子園で野球を見たことはないんです」と意外な事実も明かす。現チームは弟大輝を中心に自身以来6年ぶりに秋田大会を勝ち抜いた。すでに部員全員にTシャツを贈り、日本ハム新庄監督の母校との対戦決定後も「頑張ってほしい」とエールを送ってきた。「(観戦は)刺激になります。自分の野球人生に少しでもプラスになるような、次の日の試合にプラスになるようなことをできたらいいかなって、休みの日は思っています」。最高のモチベーションができた。

「いいんじゃないかな」という大輝の侍ポーズや、後輩たちの躍動を生観戦できるのか。満足できる結果を出せなければ甲子園行きをあきらめ、大阪で練習して千葉へ行く覚悟。運命の西武戦になる。【堀まどか】

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