ソフトバンクが敵地・千葉で2位ロッテに打ち勝ち、優勝マジック「36」を再び点灯させた。初回に3番栗原陵矢内野手(28)の右翼線への2点適時二塁打などで3点を先制。6回にも3点を加え、打線は今季37度目の2ケタ安打を放ってカード初戦を取った。ZOZOマリンの連敗も3で止め、貯金も今季最多となる32。ホークスが炎暑に負けない熱い戦いで4年ぶりVロードを突き進む。

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ロッテに甘い顔を見せるわけにはいかない。ホークス打線が初回からつながった。プレーボール直後。ロッテ先発左腕の小島を一気に攻めた。4試合ぶりスタメン出場の1番牧原大が初球を左前に運ぶ。2番今宮は2球で追い込まれたが、3球目を左翼線二塁打。たった4球で無死二、三塁の好機をつくった。

「連打でつないでもらった先制のチャンスを絶対に生かそうと思いました。いい形で先制点を取るバッティングができてよかったです」。3番栗原は小島のスライダーをうまく右翼線へ運び先制の2点タイムリー二塁打。さらに近藤も左前手適時打を放って一気に3点を先制した。4日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)は9回サヨナラ勝ち。劇的勝利の余韻そのままにホークス打線が機能した。

敵地・ZOZOマリンは屈辱の思い出が詰まっている。優勝マジックを「1」とした一昨年は最終戦で敗れ、まさかのV逸。3位に終わった昨年はCSファーストステージで敗れファイナルへの道も絶たれた因縁の地だ。小久保新体制になったとはいえ、過去の屈辱は忘れてはいない。6回は4番山川が起点となった。先頭で詰まりながらも中前打を放つと近藤が四球を選び無死一、二塁。6番正木が中堅越えのタイムリー二塁打だ。「2打席目まで抑えられていたので、このチャンスで絶対に結果を、と気合を入れました。気持ちで押し込んだ1本でした」。詰まりながらもワンバウンドでバックスクリーンに飛び込む気合の一打だった。

小久保監督も先手必勝の攻撃陣を称賛した。「初回も本当に見事な集中力と攻撃でね。モイネロが先発の中では非常に有利に進められる展開になりました。(5回に)1点が向こうに入ったけど、次の回に追加点が取れたのでね」。ZOZOマリンの連敗も3でストップ。マジック再点灯とともに、さらに熱い戦いを加速させて行く。【佐竹英治】

▼甲斐(6回の左前タイムリーに)「打ったのはスライダー。いい流れの中での打席で、思い切って行くことができました」

▼近藤(1回1死二塁で左前適時打。3試合ぶりの打点)「自分のバッティングをすることに集中しました。フルカウントからうまくコンタクトすることができました」

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