日米通算197勝を誇る楽天田中将大投手(35)が、4カ月半ぶりに実戦復帰した。2軍練習試合の富士大戦(森林どりスタジアム泉)で先発。1回22球、2安打2失点、今季実戦最速の146キロもマークした。「ホッとしましたね。ゲームレベルであれだけ腕を振って投げたこと自体が今年初めてだった。もちろんいいとは言えないですけど、すごく自分の中では大きな1歩になったと思います」と振り返った。
価値のあるマウンドとなった。1回無死満塁。4番渡辺悠に対し、この日最速の146キロ直球を2球続けた。3球目の変化球を中前に運ばれ、続く佐々木には中犠飛を許す。それでも、後続は左飛、右飛に仕留めた。オープン戦期間に141、2キロだった直球もスピードアップ。失策絡みで2失点したが「今日、146出たのは1つ大きな自分の安心できる材料」と手応えを口にした。
今後は登板翌日の体の反応を見ながらイニング数、球数を増やしていく予定だという。あと3勝に迫る200勝への思いも強く「応援してくださってる方々のためにも頑張りたいし、そこが自分の原動力の1つでもある」と力を込めた。
昨年10月に右肘をクリーニング手術。2、3月はオープン戦やイースタン・リーグでも登板も、完調とはならずに開幕から2軍調整が続き、この日は3月20日の2軍DeNA戦(横須賀)以来の復帰登板だった。
田中将は「自分の野球人生、まだまだ自分自身、終わるつもりはないんで。まだゲームでいける状態ではないですけど、長い目で見た時に、この時期はすごく自分にとって大きい時期なんじゃないかなと思います」。今季中の1軍復帰を目指し、着実に前進する。



