巨人山崎伊織投手(25)が「伝統の一戦」で快投を見せた。

5回1死まで無安打投球を続けると、7回途中2安打無失点で降板。今季ワーストの5失点で4敗目を喫した前回広島戦から今季初の中5日。阪神西勇との投手戦を制して8勝目を挙げ、前日11日に左手首を骨折したヘルナンデス離脱のショックを振り払った。

初回から全開だった。山崎伊が球威で押した。先頭の近本に6球のうち5球直球を投げ、二ゴロ。続く中野には148キロの直球で空振り三振。森下は四球で出すも、佐藤輝は145キロのシュートで詰まらせ遊ゴロ。球数は要しながらも丁寧な投球でアウトを重ねた。

その裏に先制点の援護を受けても、気持ちが緩むことはない。阪神先発の西勇と息詰まる投手戦を展開。5回1死で木浪にスライダーを左前に運ばれ初安打を許すも、梅野は空振り三振、西勇は中飛に抑えてゼロ行進。7回に大山を遊ゴロに打ち取って2死としたところで、高梨にバトンタッチ。前回登板の6日広島戦では、6回を投げ今季ワーストの5失点と背信投球をしたが、今季初の中5日で7回途中121球を投げて2安打無失点。マウンドを降りると、自然と大きな拍手が挙がった。

真夏の9連戦を締めくくる阪神3連戦。敵地で行われた前回対戦は同一カード3連敗を喫し、阿部監督も「悔しいのひと言に尽きるし、これで悔しいと思ってない人は野球を辞めた方がいいと思う。またやり返せるチャンスがあるので。切り替えるしかない」と言葉を並べた。前日の中日戦でヘルナンデスが守備の際に左手首を骨折。大きな打撃を受けたが、この日はベンチに助っ人の背番号「42」のユニホームを掲げた。坂本を3カ月半ぶりに3番起用し、中堅にはオコエを起用。伝統の一戦を制すべく、万策を尽くした。【平山連】

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