広島新井貴浩監督(47)の起用がズバリ、ハマった。

11日に今季3度目の1軍昇格となった中村奨成外野手(25)を2戦連続で先発起用。「7番左翼」でスタメン出場すると、1点リードした直後の3回2死一、三塁からライナーで左越え適時二塁打。自身2年ぶりの打点を記録し、この回打者一巡の6得点猛攻を呼び込んだ。2回にも左前打を放っており、2年ぶりのマルチ安打も達成した。

試合前まで打率6分3厘と苦しんでいた若手にも、指揮官は目を配っていた。11日の阪神戦は4打数無安打。それでも2戦連続で先発起用した。「反応だったり、見送り方だったり、スイングもそうだし、内容は良かった。だから今日も期待してスタメンで行ってもらいました」。

首脳陣の期待に応え、中村奨は「昨日も4タコだったので、なんとか取り返そうと。打てて良かった」と破顔した。この日は母校の広陵(広島)が甲子園で初戦を突破。17年夏の甲子園で6試合6本塁打を放った先輩は「高校時代のことなので」と控えめながら「勝っていい刺激をもらえて打てました」と喜んだ。

試合前は移動日試合ということもあり、屋外での打撃練習は行わず、体力を温存させた。2年目の新井監督は大胆にしたたかに、ペナントを狙う。【高垣誠】

▽広島秋山(3回までに3安打)「イニングの先頭だったので、2本目以降は先に点を取られていたのもあって、塁に出たいなと思っていた」

▽広島野間(3回に同点打)「必死にいきました。まずは早く追いつきたかったのでランナーをかえせて良かったです」

▽広島坂倉(決勝打と7号ソロなどで3打点)「(勝ち越し打は)前の人たちがすごくつないでくれるので、自分も打てて良かったです。(本塁打は)1点返された後だったので、いい追加点になりました」

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