ヤクルト増田珠内野手(25)は、少しばかり体を反った。右膝をたたみ、握りしめた右拳を力強く突き上げた。「増男~!」。1点を追う6回先頭だった。甘く入った高め直球をつぶした。左翼席に放り込んだ今季2号は、貴重な同点弾。「(ファンも)一緒にやってもらえるように、たくさん打てるようにというのと、一日でも早く覚えてもらえるように頑張りたい」。8月13日中日戦以来のアーチで、久しぶりの「増男!」をかました。
「熱男!」で球界を盛り上げ、昨季限りで現役引退したソフトバンク、巨人で活躍した松田宣浩氏から受け継いだパフォーマンス。本家とうり二つで「一緒になっているので、何か(変えないと)と思いながら7年たちました」。高津監督は「一言言いました。『出来る男だな』と言いました」。ソフトバンクから加入した今季は出場機会に恵まれない中、これが11試合目のスタメン。その存在感は増していっている。
◆増田珠(ますだ・しゅう)1999年(平11)5月21日、長崎市生まれ。横浜高では2年夏、3年夏に甲子園出場。高校通算33本塁打。17年ドラフト3位でソフトバンク入団。19年9月28日オリックス戦でプロ初出場。22年7月17日ロッテ戦でプロ初本塁打。23年オフに戦力外を受け、24年からヤクルトでプレー。179センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸600万円。



