東海大が7回コールドで、19年以来6年ぶりに8強進出を決めた。

2回に8番兼松実杜(みっと)外野手(2年=東海大甲府)の3ランで先制すると、3回に笹田海風内野手(3年=東海大相模)の2点適時打で加点。4回は打者9人の猛攻で3点を入れて突き放した。

元巨人スカウト部長の長谷川国利監督(62)は、兼松について「あの1本で試合の流れを変えた。もともとクリーンアップを打つ力がある選手。先週から内容が良くなっていた」と目を細めた。

松実(みっと)という名前の由来は、キャッチャーミットから。父慎二さん(50)が捕手をやってほしくて名付けたというが「キャッチャーは小学校まで」と笑わせた。次戦も「恐怖の8番」として存在感を発揮する。

今秋ドラフト候補の大塚瑠晏(るあん)内野手(4年=東海大相模)も、2試合連続の猛打賞となる3安打1打点をマークした。ソフトバンク近藤の動画を参考に、今春から重心を低く振り抜くフォーム改造に取り組み、好調を維持している。

長谷川監督は「見事ですね。守備もショートに飛べばOKという感じで、チームの負担が少なくなっている」と、3度の守備機会を軽快にさばいた。

攻守に分厚い布陣で、5度目の優勝を目指す。準々決勝で対戦する早大には、今春の練習試合では2-5で逆転負けした。長谷川監督は「早稲田さんは相手のミスや隙を突く集中力がある。自分たちがミスしないことがカギになる」と引き締めた。

東京6大学への特別な思いもある。「私が学生だった40年以上前、松前総長から『東京6大学に負けないように頑張れ』と教育を受けて野球をやってきた」と振り返る。打倒早大へ一丸で挑む。

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