今季限りで引退する阪神原口文仁内野手(33)が30日、兵庫県西宮市内で引退会見に臨んだ。

帝京から09年ドラフト6位で入団して阪神一筋16年目。近年は代打の切り札として絶大な存在感を示したが、今季は9月13日の巨人戦で放った1安打だけにとどまった。「結果が出ない中、応援していただいた。なんとかしたいと打席に向かった。ファンの人に苦しい思いをさせてしまった。チームになかなか貢献できず悔しかった」。今年の苦しい胸の内を明かした。

度重なるケガで育成再契約となる苦難を乗り越え、16年に支配下復帰して1軍デビュー。19年にステージ3の大腸がん手術という試練に見舞われたが、同6月に復帰し、最初の打席で適時二塁打。5日後の甲子園で代打サヨナラ安打を放ち、同年の球宴にプラスワン投票で選出されると、2試合連続で本塁打と、奇跡的な復活劇で多くの人に勇気を与えた。

「自分の力以上のものが節目で出せたのはファンのおかげだと本当に思っている。球場の雰囲気だったり、後押ししてもらって感謝の気持ちでいっぱいです」と応援し続けてくれたファンへ感謝した。

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