東洋大が首位を走る青学大に勝って2勝1敗とし、勝ち点を2に伸ばした。青学大投手陣から10安打4得点。投げては4投手が完封リレーを決めた。
国学院大は亜大に延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝ち。優勝の可能性は青学大と国学院大に絞られた。ともに勝ち点3で並ぶが、勝率は青学大(7勝2敗)が国学院大(6勝3敗)を上回る。次の最終週で両大学の勝ち点に差がつかない場合は、勝率で上回る青学大の6連覇となる。
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王者青学大から奪った勝ち点に、東洋大の選手たちはガッツポーズでベンチから飛び出した。主将の池田彪我内野手(4年=三重)は「僕らが(24年に)2部にいた時も、青学大は1部で勝ち続けていた。王者という印象でした」と、1年前には羨望(せんぼう)のまなざしを送っていた相手を手玉にとった。井上大監督(52)は「選手たちは、絶対に俺たちが今年最初に青学大に土をつける、という思いで戦っていた」と、その成長に目を細めた。
準備は整っていた。青学大の先発、鈴木泰成投手(3年=東海大菅生)に対し「低めの変化球、真っすぐも強い。真っすぐのゾーンを上げながらしっかりコンタクトしていこう、と話をした」と池田。狙い通り鈴木から6安打で3点を奪い攻略。7回には池田が「大きいの狙わずに逆方向の意識で」と、変化球を捉え右越えソロ本塁打でダメを押した。「青学大に2勝して勝ち点を取れたのは、すごい大きい」。価値ある勝利に胸を張った。
開幕から5連敗の後は投打ともに上向き、そこから4勝1敗と好調だ。池田は「全員が同じ方向に向いている」と、手応えを口にする。この勢いのまま、最終週の中大戦に臨む。【保坂淑子】



