日本ハムはソフトバンクとの“最終決戦”に敗れ、9年ぶりの日本シリーズ進出を逃した。就任4年目の新庄剛志監督(53)は最後の最後まで拮抗(きっこう)した戦いをした選手たちを称賛しながらも「2位が日本シリーズに行くべきじゃない」。続投が決まっている来季は、チームをもう1段階レベルアップさせて「断トツに」リーグ優勝し、日本一を勝ち取りに行くことを宣言した。
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新庄監督は5秒だけ、ソフトバンクの歓喜する瞬間を見届けた。すぐにベンチ裏へ消えて「おつかれっした!」と報道陣の前に明るい表情で現れた。
新庄監督 めちゃくちゃいいファイナルだったし、めちゃくちゃいいシーズンでしたね。やっぱりシーズン通して頂点を取ったソフトバンクさんが日本シリーズに。1位同士が行くのが日本シリーズなんで、僕たちが行くべき…じゃない。
心の中で引っかかっていた、ペナントレース2位という結果を、改めて受け止めた。それでも1勝もできずに3連敗で終わった1年前のCSファイナルSとは違う、頂点まであと1歩に迫る強さを見せた。
新庄監督 (選手たちは)成長しましたよ。すごく盛り上げたしね。これでいいんじゃないですか。(2年連続で)2位になったことによって、さらに強いチームができあがる予感は“ビンビン”しますね。
昨年の悔しさを知る清宮幸や万波、郡司らに加えて、この日の先発バッテリーの達と進藤らも大舞台で実力を発揮した。ここで積んだ経験で、またチーム力を底上げできると確信する。
新庄監督 この経験は本当にもう…この若いメンバーたちがこれだけ活躍してくれたら、他のチームはうらやましい限りじゃないですか。僕も、自分のチームだけど、うらやましいもん。このチームの指揮を執れる監督なんか、なかなかいない。(若手も)いい場面で使っていった。去年からですけど、その経験が本当に生きていて良かったなと心から思います。来年は、まだまだ強くなるんで。断トツで優勝して、日本シリーズに行く準備はします。
ギリギリの戦いをしたように、リーグ連覇の王者ソフトバンクとの差は、あとわずか。
新庄監督 あとはもう、ソフトバンクがどんだけ補強してくるか(笑い)。ちょっと不気味なところはありますけど、うちはもう、今のメンバーで行きますんで。
手応えを持って、勝負の5年目へ向かう。【木下大輔】



