今季限りで現役を引退した元日本ハム、巨人、中日の中田翔氏(36)の「引退記念パーティー」が24日、故郷の広島市内のホテルで開催された。小、中学時代に所属した鯉城シニアが主催し、約300人の関係者が集まった。壇上で、中田氏はあいさつ。「プロ野球生活18年間、さまざまなことがありました。鯉城で野球がスタートし、野球を楽しむこと、もっと野球を好きになること、道具を大事にすることを学びました。大阪桐蔭では野球に対しての厳しさ、難しさ、勝利に対しての喜びを教わりました。プロに進み、うまくいかなかったことのほうが多かった気がします。でも野球を通して、たくさんの方と出会うことができました。素直に言えるのも、皆さんの声援のおかげだったと思います。現役を終えて、寂しい思いもありますが、これからは野球界にいろいろな形で恩返ししていきたいと思います」と感謝の思いをこめた。
母校・大阪桐蔭の恩師である西谷浩一監督(56)も出席。「(高校に)入った時から、プロ野球に入れるのではなく、ドラフト1位にしないといけない選手でした。そういうプレッシャーはありましたが、それ以上に、ワクワクさせる選手でした。ひとつだけ心残りは、肘をケガして、私の中では投手で育てたい気持ちがあったのですが、途中からバッターになりまして、非常にがんばってくれて、大阪桐蔭の名前を全国に知らしめてくれました。3年間、一緒にやれて感謝しています」と振り返った。今後については、「これからいろんな仕事がくると思いますが、いつかプロ野球の世界で監督をやってくれたらうれしいな、と思っています。そんな日がいつか来るんじゃないかと思っていますし、人生の中ではまだまだ若いですから、がんばってくれると思う」とエールを送った。
恩師の言葉に中田氏は「まだまだ未熟者ですが、野球に携わっていく中で、指導力を磨いた上で、のちのち、そういうことを考えられる余裕があれば、チャレンジしたい気持ちはある。野球は切り離せない関係。死ぬまで野球に貢献していきたい思いは強い」と野球界への恩返しを誓った。



