伝家の宝刀でマー君が“無双”した。巨人田中将大投手(37)が18日、ヤクルト戦に先発し、5回無失点の好投。オープン戦は3試合計10イニングを無失点。国内では13年以来となる防御率0・00で締めた。許した安打はわずか2本で、被打率は0割6分3厘と圧巻の数字を残し「本当に順調に来ている」と確かな手応えを感じた。
唯一の安打を許した3回も動じなかった。1死一塁から、1番長岡を139キロスプリットで、空振り三振に仕留めた。得意の決め球は、キャンプ中から良いイメージを残していた。2月1日には「ここまでの感じは(アメリカ時代も含めて)ずっとなかった。これはいけるんじゃないか」と話すほどの好感触。「ブルペンでしっかり投げていても、ゲームレベルの腕の振りとはまた変わっていく」と、練習とのギャップを感じつつも低めに集めた。「速ければいいってものじゃないですから。球速に幅を持たせたらいい」と制球だけでなく、スピードにも変化をつけ打者を幻惑した。
この日は同学年の幼なじみ・坂本が先制打。ベテランコンビが、チームを活気づけた。「年数重ねてる選手が、適当にやってしまうと、年下の子たちの緩みになると思う。見られていると思うので、締めるところはしっかり締めて、やるときはやって。それは自分のポリシー」。今季からチーム最年長となり、プレーとともに姿勢で後輩に示していく。
右腕の好投に阿部監督は「リズム、テンポともに良かった。確定はできないんだけど、十分(開幕ローテーションに)入れる内容じゃないかな」と評価。開幕2カード目までに登板すれば、20年目で17度目となるレジェンドは「いい準備をして、頑張ります」と淡々。2年目を迎えたセ界で、打者を切り倒していく。



