阪神高橋遥人投手(30)が3試合連続完封で、無傷の4勝目を挙げた。
108球を投げて散発2安打、2試合連続の無四球で10奪三振。3戦連続の完封勝利は、1966年(昭41)のジーン・バッキー以来、球団60年ぶり。左腕では91年の歴史で初の快挙となった。チームの連敗も2で止め、堅首に大きく貢献した。
初回からエンジン全開だった。150キロの直球と伝家の宝刀ツーシームを軸に3者凡退。「ストレートが一番よかった。初回から球速が出て、そこから落ちずにいけた。伏見さんがどんどんストレートを出してくれたので、自信を持って投げられました」。5回以降は走者も許さず、2戦連続で二塁を踏ませなかった。
今季42イニングで失点はわずか1。S32回連続無失点で防御率は驚異の0・21。試合前は0・S27だったが、完封しても数字がなかなか減らない領域にきた。
中日高橋宏との今季2度目のマッチアップで連勝。藤川監督も「素晴らしい投げ合いでしたね」とたたえた。「見るよりも語るよりも、どれほどやることが難しいか。その積み重ねをひとつひとつやっているからこそ、揺らぐことのない投球スタイルということ」。
無双を続ける高橋は「うまくいきすぎ。みんなに守ってもらって、本当にありがたい」と謙虚だった。幾度の手術を乗り越えた9年目左腕が、セ界を圧倒し続けている。【村松万里子】
▼高橋が4月12日中日戦から3試合続けて完封勝利。3試合連続完封勝利は18年菅野(巨人)以来で、阪神では66年バッキー以来60年ぶり。左投手では65年金田(巨人)以来で、球団では初めてになる。高橋はすべて敵地での完封だが、52年のフランチャイズ制後、3試合連続完封がすべてビジターだったのは、59年幸田(大洋)66年渡辺泰(南海)に次いで3人目。
▼今季は初勝利も完封勝ち。シーズン1~4勝まですべて完封勝利は、43年森井(名古屋)69年江夏(阪神)に次ぎ57年ぶり3人目。過去の2人は4勝目までに黒星があり、オール完封勝ちでの開幕4連勝はプロ野球史上初めてだ。



