<プロボクシング:WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇29日◇さいたまスーパーアリーナ

 挑戦者の同級3位亀田興毅(23=亀田)が王者内藤大助(35=宮田)を3-0の判定で破り、日本ボクシング史上3番目となる23歳12日での世界2階級制覇を達成した。序盤からカウンター攻撃に徹し、攻めてくる内藤に的確にパンチをヒットさせた。試合後、「最後のゴングがなるまで、自分のボクシングをしようとした。もっともっと強くて尊敬され、あこがれるような選手になりたい」と疲労も見せずに振り返った。

 2007年10月に「亀田3兄弟」の次男、大毅が内藤の王座に挑戦して大差の判定で敗れており、長男の興毅が雪辱を果たした。

 35歳2カ月の内藤は自ら持つ日本選手の世界王座最年長防衛記録の更新はならなかった。戦績は41戦35勝(22KO)3敗3分け。