9月20日、横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP2021 JAPAN~よこはまつり~」(日刊スポーツ新聞社後援)の第1弾カードが発表された。決勝まで1日3試合となる第2代ウエルター級王座決定トーナメントが組まれ、元スーパーライト級王者安保瑠輝也(25)が2階級制覇を狙う。まず1回戦でアラン・ソアレス(32=ブラジル)と激突する安保は7月17日のK-1福岡大会で10カ月ぶりにリング復帰。ウエルター級転向初戦で幸輝から3度のダウンを奪って勝利した。拳の負傷からの復活を印象づけてのエントリーとなる。

福岡大会後、疲労回復のために沖縄・宮古島で休養していた安保は「延泊してオンラインで会見に参加しようと思ったが、この(トーナメントに出場する)連中を見れば分かる通り、華がなさすぎるので(会見が)葬式になるんやないかと思って帰ってきました」と他7選手をけん制した。

K-1ウエルター級王座のベルトのデザインをチェックした上で「オレしか似合わないベルトなんで。話題性もオレが1番ある。この中で一番華があるのはオレやし。オレがベルトを取ればK-1のウエルター級が盛り上がる。強いだけじゃ一般層に響かないので。オレが取ります」と豪語。優勝候補の野杁正明の名を挙げ「野杁選手のトーナメントにはさせない。決勝でしっかり野杁選手をKOで倒したい」と自信を示した。

一方、他団体で王座も獲得しているソアレスは「人生の中で1番のチャレンジになる。私の名前をみんなに知らしめたい」と静かに闘志を燃やしていた。