日本相撲協会は21日午後、東京都内で定例の理事会を開き、安全管理委員会の設置や、鏡山部屋の閉鎖などを決めた。

安全管理委員会は、本場所や巡業での取組や、部屋での稽古が安全に行われるための環境を実現するために実施。事故が起きた際、適切に対応するための器具や備品を用意し、また最悪の事態を想定した緊急時対応計画の作成や応急対応に備える。春日野警備本部長(元関脇栃乃和歌)を委員長に、藤島審判副部長(元大関武双山)を副委員長とし、委員5人の計7人で構成される。

鏡山部屋については7月21日付で、鏡山親方(元関脇多賀竜)ら所属全員が伊勢ノ海部屋へ転属する。

9月12日初日の大相撲秋場所(両国国技館)の開催方法についても、50%かつ上限5000人を入場者の上限とする、従来の東京場所を踏襲して開催することも決定。入場券は8月1日から先行抽選販売をウェブサイトのチケット大相撲で受け付ける。また11月14日初日の大相撲九州場所についても、会場の福岡国際センターで収容人数の50%以内である3700人を上限に開催。新型コロナウイルス感染対策は、東京場所を踏襲する。番付発表は東京で行い、その後、PCR検査を実施し陰性者のみ福岡入りする。