大相撲の東前頭7枚目の逸ノ城(29=湊)が、新型コロナウイルス対応ガイドラインに違反したことについて、謝罪した。28日、所属する埼玉・湊部屋の朝稽古に参加し、「ファンの皆さんに申し訳ないです。これからしっかり考え直していきたいです」と反省の弁を口にした。

12月26日の日本相撲協会の臨時理事会で、逸ノ城は新型コロナウイルス感染防止策の一環として外出禁止となっていた一昨年11月、昨年8月に無断で2度外出したことが確認された。これにより、年明けの初場所(1月8日初日、東京・両国国技館)は出場停止。だだし稽古に参加することについての規制はなく、現在は復帰する3月の春場所に向けて調整に励んでいる。

この日は幕下の諒兎馬(23、あきとば)と三段目の昂輝(19、こうき)を相手に約20番相撲を取り、テッポウ柱に向かって黙々と突っ張りを繰り返すなど汗を流した。若い衆に身ぶり手ぶりを交えながら教える姿もあり、師匠の湊親方(元前頭湊富士)と話し込む場面も見せた。「腰の痛みが結構前からずっとあるんで、それを治しながら考えて稽古しています」と現在の状況を説明した。

2022年はどんな年だったのか。7月の名古屋場所では悲願の初優勝を果たしてファンを喜ばせた一方で、11月の九州場所前には週刊誌などで暴力疑惑が取りざたされ、ファンを心配させた。同場所は西前頭2枚目で4勝11敗と精彩を欠き、上半期と下半期で明暗が分かれた。

この1年について逸ノ城は「いろんなことがありました。(優勝したことについては)もう終わったことなので」。来年3月の春場所は十両から出直しとなる見込み。再スタートに向けて「しっかり頑張りたいです」と引き締めた。【平山連】