次期大関候補の関脇豊昇龍は、大関経験者の御嶽海と対戦。低い、鋭い立ち合いで左前まわしを引き、一気の出足で寄り切り、初日から3連勝を飾った。

同じく大関を目指す関脇若隆景は、翔猿を送り出し。2勝1敗と白星を先行させた。先場所初優勝の東前頭3枚目の阿炎が、小結明生を力強い相撲で押し出し初日から3連勝を飾った。

「1人大関」の重責を担う貴景勝は、初日から2連勝と好調の大栄翔と対戦。過去15勝5敗と得意の相手に苦戦も、最後は土俵際の突き落としで星を2勝1敗とした。



3日目の取組の模様を写真とコメントで振り返ります。

大相撲初場所 全取組結果


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幕内


宝富士(3勝0敗)寄り切り東龍(2勝1敗)
宝富士(右)は東龍を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)
宝富士(右)は東龍を寄り切りで破る(撮影・小沢裕)

一山本(1勝2敗)突き出し千代丸(0勝3敗)

☆一山本 今日は、しっかりと引くことなく、前に出ることができたのでよかったかなと思います。(2日目までは)引いて失敗している部分があったので、今日は前に出ようと思っていた。相手に引いてもらおうと思っていた。うまく引かせて前に出られたのでよかった。(今場所初白星は)本当によかったです。15連敗したらどうしようと思っていたので(笑い)。思った通りに相撲が取れないなと思ったので、正直、嫌な感じがしていた。勝ててよかったです。場所前、あまり稽古できなかった部分があった。ちょっと調子が良くなくて稽古不足でした。(ここから調子を上げていきたいか、という質問に)そうできればいいかなと思っています。

一山本(左)は千代丸を突き出しで破る(撮影・河田真司)
一山本(左)は千代丸を突き出しで破る(撮影・河田真司)

水戸龍(1勝2敗)突き落とし琴恵光(1勝2敗)
水戸龍(左)は琴恵光を突き落としで破る(撮影・河田真司)
水戸龍(左)は琴恵光を突き落としで破る(撮影・河田真司)

琴勝峰(3勝0敗)引き落とし剣翔(2勝1敗)

☆琴勝峰 (物言いがついたが)無我夢中だった。内容的には、負けても仕方ないなと思っていた。立ち合いが、完全に相手に合わせられた形になった。自分の形で当たれなかったのが反省点。もっと立ち合いを厳しく、鋭くいかないといけないなと思いました。反省するところは反省していきたい。1日一番で。引きずらずに、明日に集中していきたいです。前に出られなくても、自分の流れを持った相撲でいきたいですね。

★剣翔 いい相撲はとれたんですけど、負けていたのは自分でも分からなかった。(映像を)見返したら先についていたので仕方なかった。内容よくて負けるより、内容悪くて負ける方がいいので。また明日に切り替えていきたい。

物言いがつくも軍配どおり

琴勝峰(左)は剣翔を引き落としで破る(撮影・河田真司)
琴勝峰(左)は剣翔を引き落としで破る(撮影・河田真司)

隠岐の海(0勝3敗)寄り切り栃ノ心(2勝1敗)

☆栃ノ心 先に上手引いたので、そこがよかったと思う。最後は入られたけど、勝ってよかった。1日一番、落ち着いて相撲とれるよう集中していきます。それだけですね。

隠岐の海(奥)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・河田真司)
隠岐の海(奥)を寄り切りで破る栃ノ心(撮影・河田真司)

千代翔馬(0勝3敗)押し出し(2勝1敗)

☆輝 何とかギリギリではありましたけど、足がついていった。(白星先行も)気にせず、1日一番で頑張りたいと思います。

千代翔馬(手前)を押し出しで破る輝(撮影・河田真司)
千代翔馬(手前)を押し出しで破る輝(撮影・河田真司)

平戸海(1勝2敗)突き出し遠藤(2勝1敗)
遠藤(右)は平戸海を突き出しで破る(撮影・小沢裕)
遠藤(右)は平戸海を突き出しで破る(撮影・小沢裕)
平戸海(左)を突き出しで破る遠藤(撮影・河田真司)
平戸海(左)を突き出しで破る遠藤(撮影・河田真司)

隆の勝(1勝2敗)はたき込み碧山(3勝0敗)

☆碧山 負けなくてよかったです。相手の出足を止められてよかった。よく動けたと思う。(3連勝は)普通です。まだ3日目。何も気にすることはない。

隆の勝(手前)をはたき込みで破る碧山(撮影・河田真司)
隆の勝(手前)をはたき込みで破る碧山(撮影・河田真司)

王鵬(0勝3敗)押し出し宇良(2勝1敗)
宇良は王鵬(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
宇良は王鵬(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
王鵬を押し出しで破り、土俵から引き揚げる宇良(撮影・河田真司)
王鵬を押し出しで破り、土俵から引き揚げる宇良(撮影・河田真司)

阿武咲(3勝0敗)押し出し妙義龍(1勝2敗)

☆阿武咲 (取り直し前の一番の土俵際は)残された時に、動く方を一瞬、逆だと思ってしまって、それで足が止まってしまった。(勝敗の感触としては)全部あるなと思っていた。自分は、あそこは一生懸命残ろうとしただけ。「もう一丁」という気持ちで、集中力を切らさずにいけたのでよかったです。(取り直しの一番は立ち合いで踏み込んだのは)自分は押し相撲なんで、しっかりと押そうという気持ちだけでいきました。あとは思い切ってやるだけ。しっかりと1日1日を集中して頑張りたいと思います。まずは、自分のやるべきことに集中して、やれればと思います。毎場所、毎場所、1日1番という気持ちでやっていますので、集中してやるだけだなと思います。

物言いがつき取り直し

阿武咲(右手前)と妙義龍の一番は同体で取り直しとなる(撮影・小沢裕)
阿武咲(右手前)と妙義龍の一番は同体で取り直しとなる(撮影・小沢裕)
同体となる阿武咲(左)と妙義龍(撮影・河田真司)
同体となる阿武咲(左)と妙義龍(撮影・河田真司)

取り直しの一番

阿武咲は妙義龍(右)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
阿武咲は妙義龍(右)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
取り直しの一番、阿武咲(左)は妙義龍を押し出しで破る(撮影・河田真司)
取り直しの一番、阿武咲(左)は妙義龍を押し出しで破る(撮影・河田真司)

竜電(1勝2敗)押し出し佐田の海(1勝2敗)

☆佐田の海 うまくふところに入れたので、後はしっかり足が出ました。師匠からも今朝稽古場で「攻めているんだから、肩の力を抜け」と言ってもらえた。師匠の言葉は重い。攻める相撲を取らないとダメだと改めて思いました。ここ最近は前に出る意識でしっかり体を前に出れればいいと思っています。初日、2日目のように全く良いところがないと消極的になってしまうんですけど、師匠にも後押ししてもらったので大丈夫。今年は三役上がったことないので、しっかり自分らしい相撲を取りたい。(親子三役への思い)入門した時から、ずっとそこを見ています。

佐田の海は竜電(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)
佐田の海は竜電(左)を押し出しで破る(撮影・小沢裕)

錦富士(1勝2敗)押し出し北勝富士(2勝1敗)
錦富士(手前)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)
錦富士(手前)を押し出しで破る北勝富士(撮影・河田真司)

錦木(2勝1敗)押し出し翠富士(2勝1敗)

☆錦木 (相手は肩透かしを狙っていたが)やられる前に、一気に持って行けたのがよかったと思います。何回も(肩透かしを)食ったことがあるので。今日は足が出ていたのが一番よかったと思います。稽古もちゃんと、頑張ってやっていましたので。それが今場所、いい方に今のところは出ているのかなと思います。普通に出稽古に行ったり、巡業の稽古もやっていたので、いつも通りの稽古が出ているんじゃないかなと思います。まだ3日目。最後まで、この調子が続けられるように頑張りたい。

★翠富士 かましてくるとは思わなくて、勢いで持っていかれた。肩すかしはきょうは狙っていないです。当たってこうと思っていました。特に気にせず、自分の相撲を取れたらと思います。

錦木(左)は翠富士を押し出しで破る(撮影・河田真司)
錦木(左)は翠富士を押し出しで破る(撮影・河田真司)

霧馬山(2勝1敗)はたき込み若元春(0勝3敗)

☆霧馬山 よく足が前に出ていたと思います。流れがよかった。まわしを取らずに攻めようとした。体の動きがよかったと思います。場所前の稽古もやってきて、集中力もある。(白星先行だが)まだまだ早い。これから。今の調子が崩れないようにいきたいです。

★若元春 立ち合いで立ち遅れた時点でダメでしたね。先手、先手で攻めていかないといけなかった。初日、2日目と内容の良い相撲だったけど、ここにきて内容が伴わない相撲が出てしまった。

霧馬山(左)は若元春をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)
霧馬山(左)は若元春をはたき込みで破る(撮影・小沢裕)
若元春(左)をはたき込みで破る霧馬山(撮影・河田真司)
若元春(左)をはたき込みで破る霧馬山(撮影・河田真司)
若元春をはたき込みで破り、勝ち名乗りを受ける霧馬山(撮影・河田真司)
若元春をはたき込みで破り、勝ち名乗りを受ける霧馬山(撮影・河田真司)

明生(0勝3敗)押し出し阿炎(3勝0敗)
明生(左)をのど輪で土俵際へ攻め込む阿炎(撮影・小沢裕)
明生(左)をのど輪で土俵際へ攻め込む阿炎(撮影・小沢裕)

御嶽海(2勝1敗)寄り切り豊昇龍(3勝0敗)

☆豊昇龍 しっかり集中できているんで、この気持ちで頑張りたいです。(3連勝について)気にしてないです。(同じ飛行機で来日した朝白龍が前相撲デビューしたことに)高校3年間一緒に生活してきて、全部、朝白龍のことを知っているんで。早く上がってきてほしいです。

御嶽海(左)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・小沢裕)
御嶽海(左)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・小沢裕)

若隆景(2勝1敗)送り出し翔猿(1勝2敗)

☆若隆景 先に攻められたので、よかったです。下から攻めようと思っていたのでよかったと思います。しっかり1日1番、相撲を取ろうと思ってやっているので。しっかり明日も、集中して相撲を取りたい。

翔猿(左)を送り出しで破る若隆景(撮影・河田真司)
翔猿(左)を送り出しで破る若隆景(撮影・河田真司)

琴ノ若(0勝3敗)押し出し正代(1勝2敗)

☆琴ノ若 踏み込みはよかったですけど、もっと先に攻められれば、もっとよかった。(右上手遠かったが)流れなので。もちろん、まわしを取れればよかったけど。気持ちは常に思い切りいっているので、あとはしっかり、それを白星につなげられるように、思い切っていければかなと思います。(白星が遠いが)いつも通り、思い切ってやれればいいかなと思っています。しっかり自分で考えて、切り替えながらやっているので。今日は今日で、しっかりと反省して、明日につなげられるようにやれればいいかなと思います。今やれることはしっかりとやっているので、あとは自信を持って。まだ3日目なので。残りはしっかり、自分の力を出せるように、やっていければいいかなと思います。

☆正代 内容的には良い内容ではなかったですけど、とりあえず初日が出たので良かった。(今場所初白星について)ここから内容もこだわっていけたらと思います。(同じ三役の琴ノ若について)実力のある相手なので、立ち合いで当たり負けると厳しいと考えていました。(黒星スタートで)流れ的には良くないですけど、ここから。土俵際の攻めと体を入れ替えるところとかは確かめられたんで、今後に生かせたら。

正代(左)は琴ノ若を押し出しで破る(撮影・河田真司)
正代(左)は琴ノ若を押し出しで破る(撮影・河田真司)

高安(0勝3敗)押し出し玉鷲(3勝0敗)

☆玉鷲 (立ち合いの張り差し)予想していなかったですけど、体が勝手に動いてくれました。(高安とこれで34回の対戦。星が五分に戻った)へへ、34回なんですね。良かったですね。やる方はそんなに長いとは思っていないです。(今後について)いつも通りの自分の相撲をやりきるという気持ちです。

高安(手前)を押し出しで破る玉鷲(撮影・河田真司)
高安(手前)を押し出しで破る玉鷲(撮影・河田真司)
高安(手前)を押し出しで破る玉鷲(撮影・河田真司)
高安(手前)を押し出しで破る玉鷲(撮影・河田真司)

大栄翔(2勝1敗)突き落とし貴景勝(2勝1敗)

☆大栄翔 ああいう負けは本当にもったいないので、しっかり直したい。プラスに考えるのは、体は動いているかなというところ。内容はすごいいいと思う。気持ちだけ切り替えて、明日からやっていきたいと思います。(1月場所は)得意、不得意はあまりないですけど、冬場の方が好きなので、季節的に。頑張りたい。圧力負けして、先に攻められたらダメだと思っていたので、自分から先に、先に攻めようという考えでいきました。最後、伸びきって攻めてしまったので、ああいうのも最後までしっかり、リズムのいい攻めをしていれば土俵際も…。そういうところを直したいなと思います。押しの1番強い大関相手に、こういう相撲を取れたことをプラスに考えて、明日からもやっていきたいと思います。

貴景勝は大栄翔(手前左)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)
貴景勝は大栄翔(手前左)を突き落としで破る(撮影・小沢裕)
大栄翔(左)を突き落としで破る貴景勝(撮影・河田真司)
大栄翔(左)を突き落としで破る貴景勝(撮影・河田真司)
口からの流血に険しい表情を見せながら懸賞金を手にする貴景勝(撮影・小沢裕)
口からの流血に険しい表情を見せながら懸賞金を手にする貴景勝(撮影・小沢裕)