大相撲の夏巡業で腰を痛めていた大関琴桜(26=佐渡ケ嶽)が、初優勝へ向け復調をアピールした。

29日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた東京場所前恒例の横綱審議委員会(横審)による稽古総見に参加。大関豊昇龍(25=立浪)や小結平戸海(24=境川)と14番続けて取って9勝5敗とし、「巡業で稽古できてなかったので、本格的な稽古は久しぶり。思った以上にしっかり取ることができた」と、すがすがしい表情で振り返った。

「できる限り行こうと思った」と、精力的に稽古をこなしてスタミナ面を確認。先場所、新三役で10勝を挙げて勢いに乗る平戸海には胸を合わせて何もさせず、豊昇龍はもろ差しで一気に寄り切るなど、随所にスピード感や力強さを見せた。「久しぶりにしては、やろうとしていたことができた。感触としては良かった」とうなずいた。

八角理事長から「引っ張っていく気持ちでいってほしい」と期待される26歳は、「持っているものをしっかり出し切れるように、体をつくっていろんな面でレベルアップしたい」と意欲的。直近5場所のみで、優勝同点1度、優勝次点は2度。今場所で悲願の初優勝を目指す。「優勝を目指してやっていくのは当たり前。気持ちをつくって準備してやっていくだけ」と力を込めた。