大関大の里(24=二所ノ関)が力強い内容で初日から3連勝を飾った。東前頭2枚目豪ノ山を寄り切り。先輩大関だった豊昇龍が横綱に昇進した中で「ネクスト横綱」候補が序盤から躍動。初土俵から9場所でのスピード出世で大関に昇進した逸材が、在位3場所目で真価を発揮しつつある。

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相手の勢いをどっしりと受け止めた。攻勢に転じると一気に前へ。大の里が、最後は土俵下まで豪ノ山を押し出した。勝因は強靱(きょうじん)な足腰だ。「土俵際に押し込まれた時も、押し込んだ時も、下半身が動いていた。しっかり相手を見ることができている」と慌てない。豪ノ山には直接対決3連勝で、通算5勝1敗。合口の良い相手に対し、強さを見せつけた。

大関になった後は昨年11月の九州場所が9勝6敗、今年1月の初場所が10勝5敗。ともに優勝争いから脱落した。初場所の後には「自分なりに準備できた分、いろいろなことを考え過ぎてしまった」と反省した。豊昇龍の横綱昇進には「たくさんニュースが出ているので自然と目に入ってくる」と受け止め、ネクスト横綱候補として稽古に打ち込むモチベーションとした。

充実した稽古内容は早速結果に反映されている。「初日から、いろいろ安定していると思う。続けていきたい」。3日目を終えて勝ちっぱなしは6人。横綱、大関陣では大の里が唯一となる。「まだ3日目。集中していきたい」。大関在位3場所目。そろそろ主役を張る番だ。【奥岡幹浩】

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