新十両ですでに優勝を決めた西14枚目の草野(23=伊勢ケ浜)は千秋楽を白星で飾り、14勝1敗で終えた。西5枚目の藤青雲を押し出しで破った。1場所15日制が定着した49年夏場所以降、新十両で14勝は50年秋場所の米川(後の横綱朝潮)、13年遠藤に続いて史上3人目。「遠藤関は大学(日大)の先輩なのでとても光栄。アマチュア選手権で優勝されたとき、生で見ていた。憧れの先輩」と喜んだ。

序盤から快進撃を続けた。大関大の里や兄弟子の尊富士らが持っていた新十両の初日からの連勝記録9を塗り替えた。さらに歴代最速に並ぶ12日目での優勝を48年ぶりに果たした。記録ずくめだった関取デビュー場所を「よく前に出て、最後まであきらめずにやれた」と振り返った。

熊本出身で、デビュー5場所で十両に上がったホープ。千秋楽に対戦した藤青雲は同郷の先輩で、幕下最下位格付け出しでデビューした昨年夏場所千秋楽で初黒星を喫した相手。十両昇進会見では、そのときのリベンジを果たしたいと公言していた。その言葉を実現させ、「心の中のもやもやが、今日勝ててスッキリした」とうなずいた。

番付運次第だが、来場所で幕内に上がる可能性もある。「あまり期待せずに頑張ります」と語った。【奥岡幹浩】

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