珍名力士が序ノ口デビューを白星で飾った。

西序ノ口25枚目の兎富士(うさぎふじ、15=伊勢ケ浜)が、東序ノ口23枚目の橋本(15)を寄り切り、初勝利を挙げた。

序ノ口で最初の勝ち星を挙げ「すごいうれしい。今まで相撲界に入るまで何もしてこなかったので、勝てるか心配でした」と打ち明けた。

兎富士のしこ名は、師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に名付けてもらった。夏場所番付発表の前日に呼ばれて「ピョンピョンと番付を上がっていくように」と説明された。

「うれしい半分、兎って名前は新鮮だと思いました。これからどんどん稽古して、名付けてくれた親方に失礼のないように頑張っていきたい」と謙虚に言った。

角界入りは、2022年2月に元誉富士の楯山親方の断髪式に参加したことがきっかけ。楯山親方から誘われ、中学卒業にあたって進路を考えた時に思い返したという。入門前までスポーツ経験はないが、183センチ、120キロの体格を生かすことを考えた。

珍名ではあるが、浮かれたところはない。「親方や兄弟子がアドバイスをくれて、強くなっている実感はあります。(目標は)いけるところまでいきたいです」と話していた。