元十両で西序二段100枚目の木竜皇(きりゅうこう、23=立浪)が7戦全勝を守り、千秋楽の優勝決定戦に臨むことになった。

東序二段63枚目の薩摩翔(追手風)を寄り切りで下し、「自分らしいいい相撲が取れたと思う。しっかり右膝を曲げて当たれた」と振り返った。

自己最高位の西十両12枚目で臨んだ1年前の春場所6日目、志摩ノ海戦で右膝前十字靱帯(じんたい)断裂などの重傷を負い、手術。4場所連続で全休し幕下、三段目、そして序二段に落ち、先場所は七番相撲だけを取り、今場所は初日から出場していた。

「休んで力が落ちているが、前と変わらず動けている。地力をつけて自分の相撲を取りたい」

膝が回復し、同部屋の横綱豊昇龍の胸を借りられるまでになった。「全然勝てないが、関取衆とやれるところまで戻れてうれしかった」という。

幕下優勝経験もある木竜皇は、序二段優勝を懸けて千秋楽は、横綱のしこ名を受け継いだ同8枚目の旭富士(23=伊勢ケ浜)とぶつかる。

デビューからここまで無傷の15連勝中という強敵を相手に、元十両の23歳は「自分の相撲を取るだけ。“番狂わせ”したいですね」と注目の一番に臨む。

全取組結果