日本相撲協会は25日、エディオンアリーナ大阪で大相撲夏場所(5月10日初日、東京・両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を行い、関脇霧島(29=音羽山)の大関昇進を満場一致で承認した。
夏場所と、5月末に元小結北勝富士の大山親方と、元関脇宝富士の桐山親方が行う引退相撲をもって、定年を迎える若者頭の福ノ里(64=元十両)は、霧島の伝達式の様子を「うれしいの一言だし、感慨深い」と、今にも泣きだしそうな表情で見守った。霧島が入門した陸奥部屋、転籍した音羽山部屋と、常に所属が一緒だった。「自分の弟子のような、親のような感覚。強くなっていく姿をずっと見てきたし、出稽古にも連れて行った。よく頑張ったと思います」と、かみしめながら語った。
「もう1つ上に行ってほしい。その時、私は退職してしまっていますけど、すぐに手伝いに駆けつけますから。『ダメ』と言われても来ます(笑い)」。涙が流れないように、笑い話をして、紛らわせようとしたが、さまざまな思い出がこみ上げるようで、笑い話の笑顔ではなく、優しく包み込むようにほほ笑みを浮かべて話した。
「よくやってくれました。涙? 出てない、出てない(笑い)」。千秋楽の表彰式では、トロフィー類の受け渡しなどでさまざまなサポート。霧島が番付最高位の横綱に昇進し、その横綱土俵入りを、また、最も近くで見届ける日が来ることが、今後の最大の楽しみのようだ。

