Valuence INFINITIESが23日、ホームスタジオ完成記念イベントを開催した。新しいスタジオは東京・南青山…地下鉄の表参道駅から徒歩1分ほどの便利な場所にあるバリュエンスグループの東京オフィス内に作られた。
昨シーズンまでは一般のスタジオを時間予約で借りており、自由に使えるスタジオの新設で練習の質は間違いなく向上する。ただ、ディレクターのSTEEZは「会社や来客の方々と距離が近くなったのが一番ですね。応援してもらえるのがありがたいです」と言う。
スタジオは来訪者を応接するフロアのエレベーター前にあり、ガラス越しにDリーガーたちの練習を見ることができる。スタジオの新設によって、バリュエンスグループの一体感を生み出す効果もありそうだ。
また、スタジオの4面すべて、360度にカメラが常設されており、フロアでの動きを四方八方から撮影できる。STEEZも「これほどの設備は見たことがありません」と言う。ラウンド直前に細かい動きを確認するなど、Dリーグの戦いに、大きな武器になるだろう。
この日のイベントは、メンバーによるエキシビションバトル、ファンとともにラウンドで披露したダンスを実演する「なりきりVI」、さらにはクイズや、ファンとともにTikTok撮影に挑戦するなど多彩なメニューで盛り上がった。
リーダーのNICOLASは「どうやったら盛り上がるか、メンバーで内容を考えたんです。応援してくれる方々と近い距離で交流できましたし、楽しんでもらえたならうれしいですね」と話し、時間が許す限り、ファンとの記念写真や握手などに応じていた。
Dリーグに参入した初年度の22-23シーズンは9位。ラウンド7までは敗戦が続いて苦しんだ。STEEZは「序盤はどういう戦い方が評価されるのか分からず、自分たちの中でも迷いがありました。アジャストするまで時間がかかりましたね」。NICOLASも「結果が振るわなくて、士気が下がってしまった時期もありました」と振り返った。
転機はラウンド6。チーム同士で競う通常ラウンドとは違い、各チームの代表者が即興でパフォーマンスをするサイファーラウンドで、それぞれの個性が出やすい。ここで3位と好成績を収めた。
NICOLASは「あれで、自分たちのやりたいことが正しいと思えた。ただ、皆で動きをそろえるだけじゃなく、音へのアプローチとか、自分たちのやりたいダンスをすればいいんだと思えました」。初勝利を挙げたラウンド8以後、3勝1敗1分と好成績を残した。2年目への手ごたえをつかんで、シーズンを終えている。
すでに来季への準備も進んでいる。SHO、KOTA、ISAKIが個々の活動のため6月末で契約満了。Y-HI、KOHE1もレギュラーダンサーとしては契約満了となり、個人のダンサー活動をしながらチーム運営に携わる形になった。今後、新メンバーが加わる可能性は高い。
ブレイキンとヒップホップが融合するチームスタイルは変わらない。ただ、STEEZは「昨シーズンはヒップホップがあり、ブレイキンがあり、たまに融合があった。でも、新シーズンは融合が第一になるのではないか。僕らの強みだと思うし、両者のバランスは変わっていくのではないかと思っています」と言う。
2年目を迎えるValuence INFINITIESは、新スタジオを舞台として、さらなる進化が期待できそうだ。【飯島智則】





