女優のん(26)が、初監督・製作した映画の舞台裏を追いかけたドキュメンタリー「のんたれ(I AM NON)」の配信が開始され、現在の思いをつづった。

ユーチューブジャパン公式チャンネルで同ドキュメンタリーの公開を記念したトークショーが2日に実施され、ブログで「緊張したあ。でも、なんだかいい感じで話せました。ふう」と振り返った。

同ドキュメンタリーの最終話として公開される映画「おちをつけなんせ」はのんの初監督作品。主演・脚本・演出・衣装・編集・音楽など、全ての工程を自身が手掛けたという。「私自身を含め、今の人たちは失敗が怖いんだと思う。失敗が怖くて、何かに挑戦する事ができない。私は、女優の仕事を通してたくさん失敗したりできないことがあったりしたんですが、その度にじゃあ次はどうやろうと考えて、いいじゃん! と思える演技ができた時の気持ち良さを知ったから、今は好奇心旺盛にいろんな表現に挑戦できるようになりました」とつづった。

初めての挑戦は失敗と苦労の連続だった。「監督脚本から始まり、初めての撮影照明録音など勉強させていただきましたが、すごい技術の人たちが何年もやって1つ1つの表現に行き着くところにたかだか一カ月で追いつけるわけがない」と、現実を受け入れた上で「稚拙な部分もたくさんあって、たたかれるかもしれないけれど、やってみることによっていろんな事に気付く。失敗した時に、こうすればよかったな次はこうしたいなという欲が湧いてくる。欲が湧いてくれば、次が作りたくなる。そうやって作り続けていった先に勝てれば手応えを感じられればいいんじゃないか。そんな気持ちもあって、私は今回の作品を作りました」という。

「私を見て、のんがやれるんだから自分もやれるかもという突破口になればなと思います。私はハードルを低くする事をポリシーにしてます。思いっきり飛ばなくても大丈夫なくらいのハードルを越えれば表現したいことが広がっていく。皆さんの自由な表現への後押しができたらなあ、なんて思っています」とつづった。