俳優細田佳央太(19)が、阿部寛(56)主演のTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」(4月スタート、日曜午後9時)に、東大合格を目指す“東大専科”の生徒役として出演することが11日、分かった。

細田は、とある問題を抱え周囲から孤立しているものの、昆虫が大好きな心優しき生徒・原健太を演じる。「日曜劇場に出演することが1つの目標だったので、オーディションを経て、健太役に選んでいただけたと聞いた時はとてもうれしかったです」と喜んだ。

細田は、小学2年生で芸能活動を開始。若手ながら19年の映画「町田くんの世界」では、1000人超えのオーディションを勝ち抜き初主演、現在大ヒット公開中の映画「花束みたいな恋をした」への出演など、今注目の実力派俳優だ。

役について「僕が演じる原健太は、とある問題を抱えている少年です。僕自身もそうですが、普段の生活の中で、他人と比べて劣等感を抱いてしまったり、何らかの壁があって生きづらく感じたりすることもあると思います。しかし、だからといって自分の夢ややりたいことを、決して諦めたくはありません」。

撮影に向け、役作りに励んだという。「監督とお話しし、健太のイメージに近づけるように増量し、これから髪も短く切って撮影に臨みます。外見を変えることでの役作りは初めてで、身が引き締まる思いです」と、意気込みを語った。

同枠初出演だが「このドラマをご覧になって、また、健太という役を通して、どんなに高い壁があったとしても、夢をかなえるために頑張ろう!と前向きな気持ちを持っていただけたらうれしいです。1つ1つ丁寧に演じることを心掛けて頑張ります。ぜひ、ご覧ください!」と呼び掛けた。

同作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中の三田紀房氏の「ドラゴン桜2」が原作。05年に放送された前作の15年後を描いた続編で、ドラマオリジナルの展開も予定されている。

前作の「東大クラス」の生徒は、山下智久、長沢まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶らが出演し、日本を代表する実力派俳優へと成長した。

今作ではこれまで、細田の他に、南沙良の出演が発表されており、残り5人の生徒役にも注目が集まる。

◆細田佳央太(ほそだ・かなた)2001年(平13)12月12日、東京都生まれ。14年に映画「もういちど」でデビュー。19年の映画「町田くんの世界」で、初主演。今年も映画「花束みたいな恋をした」「子供はわかってあげない」などに出演。血液型A。