70年代から90年代のヒット曲を集めた音楽番組「歌える! J-POP黄金のヒットパレード決定版!」がNHK・BS4KとBSプレミアムで5月8日に放送される。
甲斐バンドや石川ひとみ、織田哲郎、倖田来未、相川七瀬、サーカス、庄野真代ら16組が出演し自らの代表曲で競演する。この時代はいわゆるJ-POPの黄金時代と言われており、往年のファンは多い。制作担当者は「音楽は唯一、存在するタイムマシン。コロナ禍の中でカラオケに行きたくても行けない視聴者は多いはず。そう言った閉塞(へいそく)感の漂った中、80年代、90年代のアーティストを中心に、誰でもが歌える名曲を本人のナマ歌で届けたい」と話す。
音楽配信のストリーミング・サービス(サブスクリプション)が大きな伸びを見せており、その中でも80年、90年代の音楽の人気が高まっているという。19年は松任谷由実、宇多田ヒカル、椎名林檎、ミスターチルドレンがサブスクに公開。さらに、松山千春や安室奈美恵、星野源、嵐、サザンオールスターズといった大物が視聴可能になった。
日本レコード協会によると、19年の音楽配信売り上げで、ストリーミングは465億円と前年より33%も伸びた。
こんな音楽市場を背景に担当者は「各アーティストが自らの代表曲、名曲を披露する夢の音楽番組を具現化しました。テレビの前で口ずさめる曲ばかりを選曲しています」と話す。
司会はDJ KOO、キンタロー、NHKの廣瀬智美アナ。
▼出演者と歌唱曲
相川七瀬「恋心」(1996)
織田哲郎「いつまでも変わらぬ愛を」(1992)
石川ひとみ「まちぶせ」(1981)
平松愛理「部屋とYシャツと私」(1990)
沢田知可子「会いたい」(1990)
山下久美子「赤道小町ドキッ」(1982)
杉山清貴「ふたりの夏物語 NEVER ENDING SUMMER」(1985)
倖田来未「キューティーハニー」(2004)
南佳孝「スローなブギにしてくれ」(1981)「モンロー・ウォーク」(1979)
甲斐バンド「安奈-2012-」(1979)
渡辺真知子「唇よ、熱く君を語れ」(1980)「迷い道」(1977)
花〓(ビュレット)花「さよなら 大好きな人」(2000)
サーカス「アメリカン・フィーリング」(1979)「Mr.サマータイム」(1978)
庄野真代「飛んでイスタンブール」(1978)
相川七瀬「1986年のマリリン」(カバー=1986)
倖田来未「愛のうた」(2007)
一青窈「ハナミズキ」(2004)
甲斐バンド「HERO(ヒーローになる時、それは今)」(1978)