先月9日に死去した英国のエリザベス女王をしのんで市民らが供えた1000個を超える「くまのパディントン」のぬいぐるみが、恵まれない子供たちをサポートする慈善団体に寄付されることが分かった。王室は、カミラ王妃がたくさんのぬいぐるみに囲まれて座る写真を公開し、「このくまをよろしくお願いします」とのメッセージとともにパディントンのぬいぐるみとテディベアが、慈善団体バーナード・チルドレン・サービスに贈られ、新しい家に引っ越すことを発表した。

くまのパディントンは英国で人気の児童文学のキャラクターで、今年6月に行われた女王の即位70周年を祝うイベントで女王と一緒にお茶を楽しむ映像が公開されて話題になっていた。そのため、女王が亡くなった後、バッキンガム宮殿や女王が埋葬されたウィンザー城の前には花とともにたくさんのパディントンのぬいぐるみが供えられていた。王室はそれらを回収して保護しており、専門家がクリーニングをした後に数週間以内に配送されると明かした。

カミラ王妃の写真は、くまのパディントンの本が初めて出版されてから64年を迎えた13日にチャールズ国王と王妃の邸宅クラレンス・ハウスで撮影されたものだといい、慈善団体の元に贈られるまでの間、このクラレンス・ハウスやバッキンガム宮殿などの保育園で手厚く世話をされているとつづられている。

バーナード・チルドレン・サービスは、エリザベス女王が30年以上活動を支援してきたことで知られ、2016年からはカミラ王妃がその役目を引き継いでいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)