シンガー・ソングライター矢井田瞳(45)が、菅野美穂主演の10月期テレビ朝日系ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(木曜午後9時)の主題歌を担当することが決まった。新曲「アイノロイ」を書き下ろした。

かねてプロデュース作品を愛聴してきたYaffle氏をサウンドプロデューサーに迎え、自身の新境地を切り開く1曲が誕生した。同ドラマは、今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」に選ばれた入江喜和氏の話題作が原作。平凡な主婦が、持ち前の忍耐力で人生の大波を乗り越えていく痛快作だ。

矢井田は「さまざまな経験をしてきたからこそのしなやかな強さ。思い通りになんていかない人生。自分のサイズを悟ってからの長い道のり。愛と呪いが混在した日々を前向きに生き抜く新しいヒロイン像を私なりに描きました。日々をたくましく生き抜く全ての方々を心に描きながら紡いだ曲です」と曲に込めた想いについてコメント。

また「いつかご一緒したかったたYaffleさんのサウンドに乗せてお届けできることをとてもうれしく思います。私の中にあった新しい扉をいくつも開いてくださいました」とデビュー24年目にして、新たな一面を発見できたことへの喜びを表現した。

主演の菅野は「矢井田さんの歌声と、素晴らしい楽曲に胸が震えました。どこまでもドラマに寄り添ってくださる歌詞に、ゆりあさんの思いが完璧に表現されていて、演じさせて頂く私としましては、これ以上ないエールを頂いた様な気持ちです。これまで歩んできた人生があるからこその、重力を感じる前向きさ、軽やかさといいますか、本当に共感できる曲を頂きました」とコメントした。

番組プロデューサーの峰島あゆみは「矢井田さんに主題歌をお願いしたのは、矢井田さんの、ポジティブな強さと包み込まれるような温かさが共存する歌声がこのドラマの主人公・ゆりあにパワーを与えてくれると思ったからです」とオファーの経緯を説明。出来上がった楽曲について「見てくださる方の人生の応援歌となるような作品にできたら、と思い制作をしていますが、そのイメージにピッタリ! 艶があって大人っぽいアレンジもあり新鮮さも感じました。私も毎朝、撮影に向かう道すがら聴いていて、力をもらっています」と太鼓判を押した。