女優秋田汐梨(22)と俳優池田匡志(26)がダブル主演するフジテレビの連続ドラマ「share(シェア)」(月曜深夜1時、関東ローカル、全8話)が、20日から放送される。18歳の女子高生日下はる(秋田)は、バイト先の客の藤原理央(池田)が気になり、彼が住むシェアハウスに住みたいと告げる。ゲイの理央は「男として好きにならないでね」と条件付きで同居を快諾。はるは理央の隣にいるため思いを隠すと決意する。秋田と池田に聞いた。【小谷野俊哉】
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女子高生とゲイの青年の物語。累計30万部超えの三つ葉優雨氏の同名漫画が原作だ。
秋田 原作を読んで、ゲイの青年に恋をする女子高生という役柄が、すごく切ないと思いました。でも、理央がめっちゃかっこいいから、はるが好きになるのも理解できる。ダメだと思っても、好きになっちゃうのも理解できると思いました。あったかい感じの作品で、すごく幸せな気持ちにもなるけど、この2人の未来どうなっていくのかっていうのを勝手に想像しちゃって悲しくなっちゃう
池田 原作を読んで、理央にすごく不思議な人だなという感覚があった。距離はすごく近いのに踏み込ませないし、優しいのに優しいだけじゃ助けられない、切なさや残酷さみたいなものがある。この無情感だったり、この切なさの中に、演じるとなった時に何を流し込んで行くのかが大事だと思いました
収録は昨年10、11月にかけて行われた。23歳の秋田が女子高生を演じた。
秋田 女子高生役を演じるというより、はるが成長して行くというか、女性らしく大人っぽくなって行くのを見せる必要があると思いました。はるに関しては幼い面を見せなきゃいけないとか、大人の面を見せなきゃいけないというのを意識する必要があった。ドラマの中で恋をして大人になっていくみたいな
池田 ゲイを演じるのは、もちろん多様性として理解しなきゃいけない。だけど1人の人間として、理央の自然体を受け入れて来ている。無常感、距離感とかは、理央の生きてきた背景や過去の結果だと思うので、そこは一人間としてしっかり演じて行きたいと。理央なりの葛藤だったり、過去があるが故の思いみたいなところは考えました。そこは辛くなる部分も僕自身、ありました。ただ、理央はそれを受け止めて生きている、すごく強い人間だなと思いました。その強さみたいなところを出せたらいいなと思いました
ストレートではない恋愛模様を演じる。
池田 僕は声のトーンが低くて、すごく男っぽいので、強く見えちゃうし、高圧的に見える部分が拭えない。最初は、そこは柔らかく、優しくして男っぽさを抜く作業といいますか、監督とも話し合って、調整しながらやりました
秋田 はるは、理央がゲイだというのは理解している。だから好きになっちゃいけないっていうよりは、普通に人としての理央の優しさとかに引かれていったと思う。理央がゲイだから気にしちゃいけないというより、いつの間にか好きになっちゃってて、でも好きになっちゃいけないって言われてるからみたいな
幼い頃から俳優を目指していたわけではない。
秋田 私はモデルがスタート。雑誌の『ニコラ』が好きで、その世界に入りたかった。俳優はやりたいという気持ちより、難しいという思いがありました。だけど舞台をやった時に、みんなで1つの作品について考える時間が多くて演じることが楽しいと思うようになりました
池田は徳島北時代は全国高校選手権に出場。エースナンバー背番号10を背負い活躍した。
池田 子供の頃はサッカー選手だったんですけど、商社マンになりたくて大学に行きました。大学時代にスカウトされたけど、学業を優先しました。その後の進路決定の際に商社マンになるよりよりも俳優の方を選びました。演じるって本当にすごく難しい。1人の人間を演じるわけですから、生半可な努力では演じられないと思っています
秋田は2021年に「目頭を押さえた」で舞台初出演で主演した。
秋田 プレッシャーというより、楽しさを感じました。稽古を始めて、周りの方々が本当に優しかった。私が初めてというのを理解してくれて、私の役についてもみんなで考えてくれたりとか。そういう時間が1カ月間あったので、自信もその1カ月でちょっとだけできました。舞台は始まったら集中できるので、お客さんの目も気にならない
目標は秋田が長澤まさみ(38)。池田は高橋一生(45)と菅田将暉(33)を挙げる。
池田 目標というよりも、かっこいいなと。高橋一生さんは芝居ですね。本当、見ていて流れるようなすごいお芝居で、それが面白い、ずっと見てらいられる。なかなか個性的でもありますし、どの作品も高橋さんを見てると飽きない、すごく魅力的だなと思う。そうなりたいという思いもあります。菅田さんはすごくマルチに活躍している。芝居ももちろんですけど、人間的にすごく魅力的だなと。若い頃から自分を持っている。あと玉木宏さんの顔が好きです
演じてみたい役がある。
秋田 私は役柄じゃないんですけど、血のりを口から出したい。ずっと血のりに憧れがあったんですけど、殴られて顔に血がつくとかは経験したんですけど、口から垂らすっていうのを。昔からドラマや映画を見ていて、どうやってるんだろうと思っていたので、その裏側を体験してみたい
池田 体を動かすことがすごく好きなので、それを生かしたアクションをやりたい。バディものとか。今でも、サッカーはたまにやっています
オフの時間は、好きなことをやってすごす。
秋田 映画を見ています。できるだけ映画館で見たいけど“毎日見る”というのをやっていて見られない日もあるんですが、見られる時は映画館で
池田 音楽が好きで、小学5年からバンドをやっていて、休みの日はドラムをたたいております。元々は兄がギターボーカルをしてていて、一緒にセッションしたいなと思ったのがきっかけです
4月になった。新しい年度が始まった。新たな目標もある。
秋田 体力をつけたいね。駅の階段上がるだけで息切れするんですよ。だから体力をちゃんとつけたいですね。歩くことならできると思って、この間、山手線1周を歩いたんです。距離にして42キロ、朝の7時から夜の10時までガチで歩いたんです。それをちゃんと継続しようと思って、次は渋谷から横浜を歩こうと思っています
池田 絶対に部屋を奇麗にしようと。この前、断捨離をしてすっきりしたんです。これを1年間、ずっとキープしようと。汚さないというより、片付けをちゃんとして常に奇麗な状態を今年は楽しみたいです
◆秋田汐梨(あきた・しおり)2003年(平15)3月19日、京都府生まれ。15年ニコラモデルオーディションでグランプリ。17年NHK「富士ファミリー2017」で女優デビュー。19~25年(令7)雑誌「Seventeen」専属モデル。20年ABEMA「17.3 about a sex」で連ドラ初主演。21年「目頭を押さえた」で舞台初出演で主演。161センチ。血液型O。
◆池田匡志(いけだ・まさし)1999年(平11)12月13日、徳島県生まれ。徳島北高3年時は全国高校サッカー選手権出場。立大在学中の2021年(令3)TBS「TOKYO MER~走る緊急救命室~」で俳優デビュー。22年立教大卒。23~24年テレビ朝日「王様戦隊キングオージャー」。25年テレビ東京「雨上がりの僕らについて」で連ドラ初主演。175センチ。血液型O。



