日本ブラインドサッカー協会は14日、オンラインで新年賀詞交歓会を開き、松崎英吾専務理事兼事務局長(41)が国内大会の開催方法を目的に従って分けていく方針を明らかにした。

「純粋に競技として世界を目指すことを前提としたふさわしい大会と、インクルージョンを目指して一緒にプレーすることで相互理解を深めていく大会と、2つの方向を大会として分けていくことを考えています」

現在、国内で開催されている地域リーグや日本選手権などでは、競技普及のために全盲の選手に加えて弱視や健常、女子選手も参加できる。しかし現状、パラリンピックや世界選手権では出場資格は男子の全盲選手に限られている。

日本協会としては今年から大会開催方式変更を検討。国際大会のレギュレーションに従った日本代表強化に直結する大会と、視覚障がい者と健常者が一緒にプレーして相互理解を深め、競技普及につながる大会を分けて開催することを目指していくという。

日本代表は開催国枠で東京パラリンピック初出場が決まっており、メダル獲得を目標に強化を進めている。